郭仲熙・駐日副代表がチーポーリン監督の追悼上映会に出席

挨拶する郭仲熙・駐日副代表

　台北駐日経済文化代表処（以下、駐日代表処）の郭仲熙・副代表は9月29日夜、東京・虎ノ門にある駐日代表処台湾文化センターで開催された『天空からの招待状（原題：看見台湾）』チー・ポーリン（齊柏林）監督追悼上映会に出席した。上映前のあいさつの中で郭・駐日副代表は、齊監督が同映画を制作したことにより、台湾全土に環境問題を重視する意識が高まったと紹介し、同映画を通して、台日の環境および防災問題についてさらなる協力が深まることに期待の意を表した。

　齊監督は今年6月、台湾東部の花蓮県でこのドキュメンタリー映画の続編撮影中、ヘリコプターが墜落し死去した。蔡英文総統も自身のフェイスブックで「齊監督の死去は台湾にとって極めて大きな損失だ」と記し、その死を悼んだ。全編空撮で台湾の今を捉えたこの映画は2013年に台湾で封切りされ、同年、台湾の映画賞「金馬奨」の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞するなど国内外で高い評価を得た。日本では2014年12月に劇場公開された。