台湾奨学金と華語奨学金の奨学生、「新南向」国の学生が7割増

台湾奨学金と華語奨学金の奨学生、「新南向」国の学生が7割増

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 教育部(日本の文科省に類似)は2日、2017学年度(2017年8月より2018年7月)の「台湾奨学金」及び「華語(中国語)奨学金」の対象となった学生の歓迎会を開催した。74カ国からの600人を超える学生たちが参加。会場では、奨学金を受けるにあたっての注意事項を学生たちが速やかに理解できるよう助けるオリエンテーションの他、歓迎会と茶話会が開かれた。また、台湾の特色を備えたB級グルメが、各国が台湾に置く駐在使節団の代表や学生たちにふるまわれた。

 教育部と科技部(日本の省レベルに相当)が提供する「台湾奨学金」と「華語奨学金」は今年で13年目。今年は過去最高となる84カ国の学生1,490人がこれらの奨学金を受けることになった。そのうち政府の進める「新南向政策」(東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなど18カ国との幅広い関係強化を目指す政策)の対象国からの学生は363人で、昨年の215人から148人増加した。増加率は7割近くに達する。

 「新南向政策」に合わせ、教育部は台湾の学生たちが東南アジアや南アジアで経験を積むよう奨励する一方、より多くの外国人学生が台湾で留学したり、研修したりするよう希望。さらに奨学金を受けた外国人学生が台湾で留学している間、余暇を利用して台湾の各地で交流し、友人を作ることで、将来台湾と各国を結び付ける「文化大使」となってくれるよう期待している。

 ハイチから留学し、奨学金を受けているTooly Burocherさんは現在、国立政治大学(台湾北部・台北市)外交学科で学んでいる。台湾にやってきてまだ2年ながら中国語は大変流暢。歌を歌うのが大好きな彼は、台湾で様々な「のど自慢大会」に出場して賞も受けている。また、テレビのバラエティー番組、『超級紅人榜』にも出演。同番組の「阿兜仔擂台賽」というコーナーでは毎週1曲、台湾語の歌を覚えることが求められており、Burocherさんにとっては「大きな試練」とのことだが、発音記号を書き、歌詞を理解することで10週勝ち抜きを果たした。2日の歓迎会でも、台湾語で『無眠(睡眠不足)』と『憨人(愚か者)』を披露した。

Taiwan Today:2017年10月3日

写真提供:台湾奨学金・華語奨学金オフィス提供、中央社
 今年、中華民国政府の「台湾奨学金」と「華語奨学金」の対象となったのは84カ国の1,490人。「新南向政策」の対象国からの学生は363人で、昨年から7割近く増加した。写真右はハイチからの留学生、Tooly Burocherさん。