「両岸は雲が晴れるまであきらめないよう」、中秋節に陸委会主任委員が期待

「両岸は雲が晴れるまであきらめないよう」、中秋節に陸委会主任委員が期待

 行政院(内閣)大陸委員会(陸委会)は4日、フェイスブックに張小月主任委員(大臣)による中秋節の談話を掲載した。張主任委員はこの中で、台湾海峡両岸関係は月の満ち欠けに似て良い時も悪い時もあるが、「雲が晴れて月明かりが見えるまであきらめないよう」望むと述べた。

 張主任委員は、昨年の5月20日に現政権が発足して以来、政府は既存の歴史的事実と政治的な関係を基礎に、中華民国憲法、両岸人民関係条例、及び関連の法律を根拠として両岸業務にあたり、両岸関係の平和的な発展を維持してきたと説明。また、現状を維持するという政府の両岸政策は固く一貫しており、台湾海峡情勢並びに地域の安全と平和に向けた責任を負う一方としての役割を十分担ってきたと述べた。

 その上で張主任委員は、「中華民国が主権国家であることは疑う余地のない事実で、台湾の未来と両岸関係の発展は台湾の2,300万人が共同で決定する」ことは台湾社会の最大の共通認識であり、両岸は対話を通じて立場の違いを克服し、新たな交流モデルを共に探っていくべきだと主張した。

 張主任委員は、中国大陸側が実務的に中華民国と向き合うよう呼びかけ、政治力を用いた両岸関係への妨害や台湾に対する圧迫は全て両岸を接近させるものではないと述べた。張主任委員はそして、情勢が変わりつつある中、両岸が平和で安定した状態を維持する必要性を指摘し、これは双方にとって共同の目標であり、責任だと強調した。

 中国共産党は10月18日より、第19回「全国」代表大会を開催する。また、米国のトランプ大統領は11月に中国大陸を訪問する予定。これに対し、大陸委員会は今後も注意を続け、中国共産党の未来の政策方向、両岸関係への影響、それによって影響を受ける二者関係、地域情勢などに慎重に対応していく他、引き続き善意を示していくと述べた。

 張小月主任委員は、両岸関係を一つの容器に例え、「我々が注ぐのが善意の水ならば敵意は絶えず排出され、双方にはさらに大きな相互信頼関係が生まれる。両岸関係もいっそうしっかりしたものとなり、交流も増える」とコメント、文末には古代の小説、『水滸伝』の名文句、「暴風と豪雨に見舞われても、最後まであきらめずに待つ者だけが、雲が晴れた後の月明かりを見ることが出来る」を引用して、将来の両岸関係が前向きで積極的なものとなるよう期待した。

Taiwan Today:2017年10月5日