台風4号（ダナス）被害を受けた台湾に石川県から義援金贈呈

　7月初旬に上陸した台風4号（ダナス）により大きな被害を受けた台湾に対し、7月29日、石川県の堀田誉・東京事務所長ら一行が都内にある台北駐日経済文化代表処を訪れ、石川県から台湾の被災者への見舞いの言葉と共に、義援金贈呈目録が李逸洋代表へ手交された。

　李・駐日代表は、今回の台風4号により台湾南部では建物や農作物に被害が出るなど大きな災害となり、現在も復旧作業を全力を挙げて行っている状況であることを説明した。今回の石川県からの支援は「大きな励みとなる。石川県が現在も能登半島の復興に取り組んでいる中で、台湾に温かい支援をいただいたことに深く感動している」述べた。　

　さらに、「台湾と日本は困難な時に互いに支え合う友人だ」と述べ、これまで双方いずれかで自然災害が発生した際には互いに支え合い、災害の試練を乗り越えてきたことを取り上げ、「自然災害の脅威に直面しても台日の人々の心は深く繋がっている」と強調した

　李・駐日代表は、能登半島の復興についても、一日も早く地域の人々が平穏な生活を取り戻すことができるよう祈念した。

　堀田・東京事務所長は、台湾の台風被害による犠牲者およびその家族に深い哀悼の意を表すと共に、被害に遭った人々への見舞いの言葉を述べた。さらに、昨年発生した能登半島地震での台湾からの支援に改めて感謝の意を表した。

　その上で、「台湾と石川県が共に復興を成し遂げ、以前にも増して両者の絆が強固となるよう心から願っている」と述べた。

馳浩・石川県知事からの義援金贈呈目録を受け取る李逸洋・駐日代表（写真右）、堀田誉・石川県東京事務所長（左）。

《２０２５年７月２９日》