青森りんごPR・輸出関連の関係者一行が駐日代表処を訪問

　駐日代表処の周学佑・副代表は12月10日、青森県庁の関係者および青森りんごPR・輸出関連各団体トップらの訪問を受けた。あいさつの冒頭で周・駐日副代表は、12月8日深夜に青森県で最大震度6強を観測する地震が発生したことに慰問の意を表した。青森りんごについては「台湾では絶大な人気がある」と述べた。

　さらに、台湾と青森県との絆も深く、双方は長きにわたり観光、農業、工業など様々な分野で交流を行っており、今年は台湾人の青森県庁でのインターシップ受け入れ、「青森県、むつ市、台湾の高雄市との3者による友好交流協定」締結など、緊密な関係が進展していると強調した。

　青森県観光交流推進部の齋藤直樹・部長もあいさつの冒頭で8日の震災状況や復旧状況について説明すると共に、頼清徳総統からSNSで震災見舞いのメッセージを受け励みになったと感謝の意を示した。青森りんごについては、「青森県でのりんご栽培は今年で150年を迎えた。生産者の努力により品質、食味ともに良好のりんごとなった」とアピールした。一行は12月11日より台湾を訪問し、来年の春節に向け、安全・安心でおいしい青森りんごのPR活動を行う。

　「一般社団法人青森県りんご輸出協会」の丹代金一・理事長、「一般社団法人青森県りんご対策協議会」の大場勉・会長はそれぞれ、今年の青森県のりんご生産状況などについて説明し、「名に恥じぬすばらしいりんごができたので、台湾の皆さんにたくさん食べていただきたい」と述べた。ミスりんごあおもりの田村心虹さんも「青森りんご農家の人が愛を込めて作ったので、ぜひ味わっていただきたい」とアピールした。

周学佑・駐日副代表（中央）、齋藤直樹・青森県観光交流推進部部長（右3）、丹代金一・青森県りんご輸出協会理事長（左4）、大場勉・青森県りんご対策協議会会長（左3）、ミスりんごあおもりの田村心虹さん（右4）