カナダ保守党副党首のメリッサ・ランツマン議員らが台湾を訪問、頼総統を表敬
頼清徳総統は13日、カナダ保守党副党首であるカナダ庶民院(下院)のメリッサ・ランツマン議員、同じく下院のアダム・チェンバース議員(カナダ保守党)、シェルビー・クランプ・ニューマン議員(カナダ保守党)による表敬訪問を受けた。ランツマン議員は2023年以来の台湾訪問となる。
頼総統は一行の訪台を歓迎するとともに、カナダ連邦議会が長年にわたり台湾を強く支持していることに感謝した。また、多くのカナダの国会議員が2023年の二国間関係報告「カナダと台湾:激動の時代における強い関係」(Canada and Taiwan: A Strong Relationship in Turbulent Times)の採択に関わり、カナダ政府に対して台湾との外交関係を改善させる18項目の提言を行ったこと、その中で台湾の国際参与を支持するとともに、中国による国連総会第2758号決議の曲解に反対する立場を示したことは非常に印象的だったと伝えた。
頼総統はまた、昨年末、中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を実施し、地域情勢を一方的に緊張させたことにも言及。これに対してカナダ政府が声明を出し、中国の行為に懸念を示すとともに、台湾海峡の現状の一方的な変更に反対したことに深く感謝した。そして、「これは台湾海峡の平和と安定という現状を維持することが各方面の利益に合致するだけでなく、国際社会の共通認識であることを改めて示すものだった」と強調した。
頼総統はさらに、中国が周辺諸国への軍事圧力を高める中、台湾は「平和はかけがえのないものであり、戦争に勝者はない」と深く信じており、「実力によって平和を獲得する」という姿勢を貫いていると指摘。具体的行動をもって台湾の自衛にかける決意を世界に示していると述べ、その具体例として、昨年の段階で、台湾の今年度の防衛費を北大西洋条約機構(NATO)基準に基づき過去最高の対GDP比3.32%に引き上げると発表したこと、ひいては2030年までにこれを5%へ引き上げることを目標に掲げていることなどを挙げた。その上で、台湾は世界の民主主義国家と団結・連携し、自由、民主主義、人権という普遍的価値を共に守っていけるよう期待していると述べた。
これに対してランツマン議員は、再び台湾を訪問して頼総統と会談できたことを大変うれしく思うと述べるとともに、今回の訪問団は台湾との関係を非常に重視していると強調した。そして、「台湾は信頼でき、不可欠なパートナーだ。イノベーティブなエコノミー(経済体)であり、強靭な民主体制と自由な社会を持つ。国際組織から排除され、孤立しながらも、台湾は国際社会のために有意義な貢献を続けている」と称えた。
ランツマン議員はさらに、今回の訪台の目的は極めて明確であり、つまり台湾および台湾の人々に対し、カナダ連邦議会には台湾を支持する友人が多くいることをはっきりと伝えるとともに、台湾の経験に耳を傾け学び、カナダがより実務的かつ建設的な方法で台湾を支援し、双方の協力をさらに深めるための方策を模索するためだと説明した。
ランツマン議員はまた、カナダ下院では長年、さまざまな党派に所属する議員たちが台湾とのパートナーシップ強化を訴えてきたこと、また台湾とカナダが共通して直面している脅威、つまり越境弾圧、経済的威圧、国家主導型の偽情報工作などの増大に強い懸念を抱いていると説明。これらは決して抽象的な課題ではなく、民主主義の社会を威嚇し、批判者を黙らせ、公共の議論を歪めるといった具体的戦略を伴う脅威であるとし、訪問団一行は台湾および台湾の市民社会とより緊密に連携することでこれらの脅威を共に暴き、対抗していけるよう期待していると述べた。
Taiwan Today:2026年1月14日
写真提供:総統府
頼清徳総統は13日、カナダ保守党副党首であるカナダ庶民院(下院)のメリッサ・ランツマン議員、同じく下院のアダム・チェンバース議員(カナダ保守党)、シェルビー・クランプ・ニューマン議員(カナダ保守党)による表敬訪問を受けた。ランツマン議員の訪台は2023年以来、3年ぶり。
