「日華議員懇談会」が「日本台湾友好議員連盟」に改名、李逸洋・駐日代表が台日関係のさらなる深化に期待
「日華議員懇談会」(以下、日華懇)が6月11日、2026年度総会において「日本台湾友好議員連盟」(以下、日台友好議連)に改名することを正式に決定した。李逸洋・駐日代表は総会後の意見交換会で挨拶し、「これは歴史的な一歩であり、台湾と日本の関係が長年の友情を基盤にさらに進化と発展していくことを象徴している」と述べた。ビデオメッセージで挨拶した頼清徳総統(大統領)は、日華懇がこれまで台湾のために積極的に声を上げ、台日間の交流と協力の安定した基礎を築いたことに感謝の意を示した。また、同会に出席した総統府の郭雅慧・報道官は、挨拶のなかで、日華懇がこれまで何度もICAO(国際民間航空機関)やCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)などへの台湾参加支持を表明してきたことに感謝を述べた。
李代表は挨拶のなかで、古屋会長のリーダーシップの下、日華懇が超党派の力を結集し、台日関係の推進に貢献してきたと述べ、2021年に参議院全会一致で台湾のWHO(世界保健機関)総会オブザーバー参加支持決議が可決され、毎年の総会で台湾を支持する決議を採択し、国慶節には祝賀団を派遣して訪台するなど、台湾への強い支持を示してきたことに加え、日華懇の取り組みにより在日台湾人の戸籍の国籍欄が「中国」から「台湾」へと記載できるようになり、今年4月の頼総統のエスワティニ訪問が中国の圧力で妨害された際にも日華懇がいち早く台湾を支持する声を上げたことなどに深い感謝の意を表した。
さらに李代表は、「AI(人工知能)は国力だ。台湾はAIのハードウェア製造における世界で最も重要なサプライチェーンの基地であり、日本もAIを経済発展と国力向上の核心戦略と位置付けている」と強調し、台湾と日本が連携することで、台日両国の国力を高め、ウィンウィンの関係を必ず創出できるとの認識を示した。
また、李代表は、中国・ロシア・北朝鮮が黄海、東シナ海、南シナ海、台湾海峡の周辺で軍事演習を行ったことに関して、米国や日本をはじめとするインド太平洋の国々が地域の安全と台湾海峡の平和・安定の維持に協力していることに感謝の意を表した。そのうえで、台湾がインド太平洋地域の一員として、「非レッド・サプライチェーン」と安全保障協力において重要な役割を担っていくことを強調し、台湾が信頼できるパートナーとして日米とともに平和かつ安定したインド太平洋の構築に全力で取り組んでいく考えを示した。
頼総統はビデオメッセージのなかで、「台日の国会議員による友好の深化、台湾の国際機関参加への支持、両国民の福祉増進を図る政策の推進などいずれも日華懇の皆様が全力を尽くし、台湾のために積極的に声を上げ、たえず台日の交流と協力のために、より強固な基礎を築いているのを我々は目にしている」と述べ、高市早苗首相が国際社会の場においてたびたび台湾海峡の平和と安定の重要性を強調してきたことにも感謝の意を表し、「自由で開かれたインド太平洋」へのビジョン実現に共に取り組んでいくことを期待した。
古屋会長は、「日台友好議連」の参加メンバーが321名に達し、過去最大規模となり、日本の国会で最大の超党派対外友好議連となったことは、台日間が揺るぎない強い絆で結ばれている証であると強調し、今後も一丸となって全力で台日友好関係を推進していく考えを示した。




