頼清徳総統、八二三砲戦68周年追悼式典で「国を守った英雄たちに心から感謝」
頼清徳総統は23日、国防部の顧立雄部長らとともに、離島の金門にある太武山公墓(軍人墓地)を訪れ、大雨が降りしきる中、「八二三砲戦勝利68周年追悼式典」を執り行った。式典終了後には、参列した参戦将兵の代表や遺族らと握手を交わしてあいさつしたほか、参戦将兵や遺族らと昼食を共にした。「八二三砲戦」は1958年8月23日から10月5日にかけて金門の国民党軍と中国大陸の共産党軍の間で繰り広げられた砲撃戦のことで、「金門砲戦」とも呼ぶ。国民政府が台湾に移って以降、台湾海峡両岸間で起きた最後の大規模な軍事衝突だ。
昼食会での頼総統の挨拶は以下のとおり。
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本日は「八二三砲戦」勝利68周年の記念日だ。風雨をいとわず、感謝の気持ちを胸に、全国民を代表して金門を訪れた。エスニシティや出身地、台湾にやってきた順番が先か後かを問わず、一致団結して血みどろの戦いを繰り広げ、共産主義の全体主義による侵略を退け、台湾本島、澎湖・金門・馬祖の離島を全力で守り、中華民国を防衛した英雄たちに、心から敬意と感謝を表する。
参戦した将兵たちの家族にも感謝する。あのような国難に際して、前線で戦う兄弟姉妹たちにとって最大の支えとなってくれたことに感謝する。皆さんがいたから、中華民国国軍は中国人民解放軍を打ち破るという栄光ある戦い成し遂げるとともに、台湾海峡の68年間にわたる平和の重要な基礎を築き、中国による第1列島線およびインド太平洋地域への侵略・拡張の野心を打ち砕くことに成功したのだ。
「八二三砲戦」で兵士たちが金門で勇敢に戦い、犠牲となったことが、その後68年間続く台湾海峡の平和につながった。しかし一方で私は国民に対し、「天下雖平、忘戦必危」(天下が平穏であっても、戦いを忘れれば必ず危うくなる)と改めて注意を促したい。
中国の権威主義による勢力は68年間、対外拡張の野心を一日たりとも止めたことはない。現在の中国は、中国海警局を通じて金門周辺海域でグレーゾーンの侵害行為を一段と強めているほか、軍事的挑発の範囲も台湾本島や、澎湖・金門・馬祖などの離島から第1列島線、ひいてはインド太平洋地域へと拡大している。これは台湾海峡の平和と安定を脅かすのみならず、インド太平洋諸国にも不安をもたらしている。
一致団結して国の主権を守り、台湾海峡の平和を守る意志を、我々は決して緩めてはならない。平和は決して天から降ってくるものではない。主権を犠牲にし、しぶしぶ降伏して和平協定を結んだとしても、それによってもたらされるのは屈辱だけであり、真の平和につながることは決してない。
「台湾・澎湖・金門・馬祖の領土は、ほんのわずかたりとも譲らない」という精神を堅持し、国防を絶えず強化し、国防に投資することこそが平和を確保する唯一の保証である。「八二三砲戦」の勝利は、実力によって平和を確保した最良の証明だ。
今年は「八二三砲戦」勝利68周年であるだけでなく、金門古寧頭戦役77周年、総統直接選挙30周年でもある。どの記念日も、先人や烈士たちが次々と立ち上がり、団結して努力を重ね、犠牲を払い、貢献してきたもので、それらがあったからこそ今日の民主、平和、繁栄があるのだ。
68年前、誰もが困難な環境にあったが、軍と国民が一致団結し、少数の兵力で多数の敵に立ち向かい、最後は勝利を勝ち取ることができた。それならば68年後のこんにちも、なおさら皆が一致団結して国軍を支持し、国防を支持し、一緒になって国を守り、民主主義を守り、世代を超えて続く平和と繁栄を追求していくべきだだろう。
Taiwan Today:2026年8月24日
写真提供:総統府
頼清徳総統は23日、国防部の顧立雄部長らとともに、離島の金門にある太武山公墓(軍人墓地)を訪れ、大雨が降りしきる中、「八二三砲戦勝利68周年追悼式典」を執り行った。
