二二八祈祷会、陳建仁副総統が受難者のために祈る

二二八祈祷会、陳建仁副総統が受難者のために祈る

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 陳建仁副総統は2月28日午前、夫人の羅鳳蘋女史と共に台湾北部・台北市にあるカトリックの教会、聖母無原罪主教座堂を訪れ、「二二八和好合一祈祷会(228事件和解融和祈祷会)」に参加した。「228事件」とは、1947年に国民政府が第二次世界大戦以前から台湾で暮らしていた人たちを武力で弾圧した事件。ドイツの在外代表部であるドイツ在台湾協会のMartin Eberts処長(Director General)、南アフリカ連絡弁事処のRobert Seraki Matsebe代表らも出席した。

 儀式では参加者たちが団体方式で、国家や不正義によって苦しみや災いを受けた人々、そして228事件による受難者とその家族のために祈りを捧げ、蝋燭に火を灯して幸せを願った。

 ドイツ在台湾協会のMartin Eberts処長はドイツが20世紀に独裁主義の挑戦にさらされたことに言及、ナチスが大虐殺を行う中、カトリック教徒とキリスト教徒は暴力による統治に妥協せず抵抗したと説明した。また、Eberts処長によれば、かつての東ドイツでは共産主義による統治の中で、教徒たちが非暴力的な街頭デモを発起、そして東西ドイツの統一後、教徒たちは双方の和解と再建を後押ししたのだという。

 Eberts処長は、「キリスト教徒は残虐非道な統治に向き合い、政党や政治力に一切頼らずとも個人の力で立ち上がり、『ノー』と声を上げられる。なぜなら信仰は人が持つ良心を突き動かすからだ」と述べた。

 また、南アフリカ連絡弁事処のRobert Seraki Matsebe代表は、南アフリカがかつてのアパルトヘイトから徐々に民主国家へと変貌した過程においては、被害者を支援する一方で加害者には責任に向き合い、過ちを認めることを求めたと説明した。Robert Seraki Matsebe代表は、「なぜなら、被害者も加害者もみな『家族』だからだ。神が罪人に向き合うように、彼らを滅ぼすのではなく、正し、導くことで悔い改めさせるのだ。だから南アフリカにおける民主化ではかつて黒人たちを迫害した人たちも助けている。みな和解せねばならないのだ」と述べた。

Taiwan Today:2018年3月1日

写真提供:総統府サイトより
 陳建仁副総統(写真)は2月28日、台北市にある教会で行われた「228事件和解融和祈祷会」に参加、228事件による受難者とその家族のために祈りを捧げ、蝋燭に火を灯して幸せを願った。