上野公園で「Taiwan Plus 2019 台湾新感覚」が開催
謝長廷・駐日代表(右5)、江春男・中華文化総会副会長(右6)、布袋戯の人間国宝・陳錫煌さん(右4)、王淑芳・台湾文化センター長(左2)、鄭憶萍・台湾観光協会東京事務所長(左1)
謝長廷・駐日代表(前左6)、江春男・中華文化総会副会長(前左7)、小池百合子・東京都知事(前左4)、布袋戯の人間国宝・陳錫煌さん(前左5)、簡文彬・衛武営国家芸術文化センター芸術監督(前左2)、王淑芳・台湾文化センター長(前右3)、鄭憶萍・台湾観光協会東京事務所長(前左1)、陳英顕・台湾貿易センター東京事務所長(前右2)
中華文化総会(以下、文化総会)が主催する「Taiwan Plus 2019 台湾新感覚」が9月28日と29日、東京・上野恩賜公園の噴水前広場で開催された。開催に先立ち、27日に台北駐日経済文化代表処台湾文化センターで開かれた記者会見に出席した謝長廷・駐日代表は、「台湾の豊かな文化のクリエイティブ力やデザイン力の一面についても広く知っていただき、もっと多くの日本の皆様に台湾に遊びに来ていただけるよう期待している」と述べた。
江春男・文化総会副会長は、「このようなイベントを通して、台日間の交流を深めるとともに、お互いに対する認識をさらに深めていき、ますます大きく素晴らしい交流となることを期待している」と挨拶し、東京オリンピック・パラリンピックを見据え昨年から3年計画で始まった国際交流イベントである「Taiwan Plus」が、今年、来年とさらに進化し、東京五輪とともに大成功することを期待した。
28日のオープニングセレモニーでは、台湾の人間国宝・陳錫煌大師による台湾伝統人形劇「布袋戲」(ポーテーヒー)が上演され、謝長廷・駐日代表、江春男・文化総会副会長、簡文彬・衛武営国家芸術文化センター芸術監督、小池百合子・東京都知事らが出席してそれぞれ挨拶し、多様な台湾文化が感じられる同イベントの成功を祈念した。
布袋戯を鑑賞する謝長廷・駐日代表(前右1)と小池百合子・東京都知事(前右2)
小池知事は、「このイベントは、都民が台湾の文化に触れ、台湾の文化や食を楽しむ絶好のチャンスであり、今日が素晴らしい文化交流の日となることを期待している」と挨拶し、開催まであと300日に迫る東京五輪大会はスポーツのみならず、文化の国際交流を重視していることも強調した。
台湾カルチャー・マーケットのコーナーでは、台湾の南から北まで、デザイン性の高い代表的な50ブランドが出店。グルメコーナーでは地理、気候、風土、人情などが感じられる本物の台湾グルメが紹介され、会場は連日多くのの来場者がつめかけ、新感覚の台湾を体験した。
カルチャーマーケットを参観する謝長廷・駐日代表と小池百合子・東京都知事
また、メインステージでは文化部(省)影視及び流行音楽産業局が主催する音楽イベント「Taiwan Beats 2019」が開催され、台湾から生祥樂隊(センシャンバンド)、バライ(巴賴)、9m88、李英宏 aka DJ Didilong、DSPS、雷擎(レイチン)、宇宙人(Cosmos People)、Tizzy Bacなど8組のバンド・歌手が出演し、台湾原住民族語、客家語、台湾語、中国語などの多様な言語と、伝統民謡、フォーク、ロック、ヒップホップなど多彩なジャンルで、台湾独自のスタイルが感じられる音楽が演奏された。
「Taiwan Beats 2019」のステージ(生祥樂隊・センシャンバンド)
《2019年10月1日》