呉外交部長がインドの報道番組にリモート出演、インド太平洋地域を語る

呉外交部長がインドの報道番組にリモート出演、インド太平洋地域を語る

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 呉釗燮外交部長(外務大臣)が15日、インドのテレビ局「India Today」の番組「World Today」にリモート出演し、番組キャスター、Geeta Mohan女史によるインタビューに応じた。呉外交部長はこの中で、インドのメディアと人々が先ごろ、中国からの干渉を恐れず中華民国(台湾)の建国記念日に相当する双十国慶節の広告をインドのメディアに掲載することで台湾への強い支持を示したことに感謝した。また呉外交部長は、台湾とインドの理念は近いと指摘し、インドと共に新たな国際サプライチェーンを再構築し、インドへの台湾企業の投資を増やして互いに繁栄出来ることを目指すと意欲を示した。25分間に及ぶインタビューの中で呉外交部長は、台湾とインドの関係、両国の協力分野、台湾が国際組織に参与しようとする努力、南シナ海問題、日米豪印戦略対話(QUAD)などについて語った。

 呉外交部長は、インドには極めて大きな可能性があるとし、台湾企業がインドに対して23億米ドルを超える投資を行い、6万5,000人分の雇用機会を創出していることを説明。今後についても両国は経済貿易と投資、ハイテク産業の産業チェーンの面で協力関係を深めていけるとの見方を示した。

 一方で呉外交部長は中華民国(台湾)が世界保健機関(WHO)など国際組織から排除されている問題について、台湾の国連体系参与に対する中国の妨害行為は国連憲章に反すると指摘。その上で、台湾は民主国家であり、WHOへの参与を希望しているばかりでなく、国際社会に実質的な貢献をすることをより重視しているのだと訴えた。そしてさらに呉外交部長は新型コロナウイルスの感染拡大にも触れ、世界が共同でコロナに立ち向かい、収束後の経済復興を望むのならば、台湾による感染対策の成果と経験の共有は欠かせないとの見方を示した。

 南シナ海における中国の実力支配拡大の動きについて呉外交部長は、南シナ海における争いは国際海洋法などの法的メカニズムで平和的に解決されるべきだと強調。また、中華民国の南海諸島及び関連の海域に対する海洋法上の権利は疑いようのないものだと主張した。呉部長は、台湾には南シナ海に関する交渉メカニズムに加わり、航行と飛行の自由を共に守っていく権利があるとした上で、日米豪印の4カ国がインド太平洋地域の課題に協力して取り組むことを歓迎。そして、台湾には、理念の近い国々と協力して自由で開かれたインド太平洋地域を守っていこうとする強い意志があることを説明した。

 「India Today」は英語とヒンディー語での報道番組とニュースサイトを運営。視聴者は2億8,000万人とされる。

Taiwan Today:2020年10月16日

写真提供:外交部
 呉釗燮外交部長(写真)が15日、インドのテレビ局「India Today」の番組「World Today」にリモート出演し、インド太平洋地域や南シナ海の問題などについて語った。