呉外交部長が再びインドの報道番組にリモート出演、台印関係の深化望む

呉外交部長が再びインドの報道番組にリモート出演、台印関係の深化望む

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 呉釗燮外交部長(外務大臣)が21日午後、インドのテレビ局「WION」の番組「Straight Talk」にリモート出演し、番組キャスターPalki Sharma女史によるインタビューに応じた。呉外交部長はこの中で、台北駐フィジー商務弁事処(フィジー共和国における中華民国の在外公館に相当)が開いた国慶レセプション(10月10日の双十国慶節を祝賀するレセプション)に中国側の人員が乱入した事件により、台湾の人々は中国への嫌悪を感じているとした上で、これについてはすでに正式なルートで中華民国の立場を明確に伝えていると述べた。

 呉外交部長はこのインタビューの中で、台湾が最前線で守る民主の価値を国際社会が重視するよう呼びかけると共に、中国による軍事的脅威と全体主義の拡張、台湾の発した新型コロナウイルスに関する警告を世界保健機関(WHO)が軽視したこと、そして台湾とインド間の様々な協力関係などについて語った。

 呉外交部長は、インドと中国との国境地帯で起きている紛争、東シナ海と南シナ海で中国が実力支配を拡大する動き、そして中共人民解放軍の軍用機による台湾の防空識別圏への侵入の増加を指摘。その上で、台湾は権威主義の対外的な拡張の矢面に立っているとして、インドをはじめとする理念の近い国々と協力できるよう希望した。呉部長はまた、台湾は両岸情勢に慎重に対処することで、中国が米国との貿易摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大、自然災害などで内政面の危機に直面した場合に台湾をスケープゴートにするのを防いでいく考えを示した。

 新型コロナウイルスについて呉外交部長は、台湾は2019年末の時点でWHOに警告を発し、人から人に感染する可能性を強く示唆したにもかかわらず、WHOはこれを重視しなかったと指摘、コロナ封じ込めに成功しながら依然としてWHO総会参与の機会を与えられない台湾を応援する国はますます増えているとして、インドも台湾を支持してくれるよう訴えた。

 呉外交部長によると、南アジア、東南アジアにニュージーランドとオーストラリアを加えた18カ国との幅広い関係強化を目指す「新南向政策」によって、台湾とインドは医療、科学技術、農業、教育、及び経済貿易分野での協力関係を深められるようになった。2018年に「台湾・インド二国間投資協定」が締結されてからの台湾企業による対インド投資は23億米ドルを突破、6万5,000人分の雇用機会も生み出したという。呉外交部長は、両国は今後も経済面、貿易面、投資面のほか、ハイテク産業のサプライチェーンの面でも協力関係を深められるはずだとし、これは経済貿易面での両国の利益にかなうとの見方を示した。

 「WION」はインドのメディアとして上位10位に入るZee Newsグループにおいて、全て英語で放送される国際報道チャンネル。放送エリアはインドと米国、カナダ、東南アジアなど80カ国あまりに及ぶ。

Taiwan Today:2020年10月23日

写真提供:外交部
 呉釗燮外交部長(写真)が再びインドのテレビ局の報道番組にリモート出演し、中国による軍事的脅威と全体主義の拡張、台湾とインドの様々な協力関係などについて語った。