総統府、日本からのワクチン供与第2弾に心より感謝

　日本が台湾に対して無償提供する英アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチン113万回分が8日午後、無事台湾に到着した。総統府の張惇涵報道官はこれを受けて、「総統府は日本政府の台湾に対する度重なる支援に心から感謝する。日本の『友情のワクチン』は台日の友好関係を証明するだけでなく、台湾の人々を改めて感動させた。日本から供与されたこれらのワクチンは、検品手続きを終えたのち、台湾のワクチン接種計画に組み込まれる。台湾の新型コロナウイルス対策にとってタイムリー且つ前向きな力になるだろう」と述べた。

　張惇涵報道官によると、蔡英文総統は日本政府が支援の手を差し伸べてくれたことに改めて感謝している。また、外交関係者の苦労をねぎらい、その努力を称え、このために奔走してくれた各方面の関係者にも感謝している。蔡総統はまた、「とりわけ現時点では、台湾も日本も新型コロナウイルスの感染状況は依然厳しい状況にある。しかし、この１年余りを振り返ると台湾と日本は同じ決意の下、手を取り合って新型コロナウイルスに立ち向かうために協力し、互いに相手のための強い後ろ盾となってきた。これは、台湾と日本という真の友人の堅い友情を証明するものでもある」と述べているという。

　張惇涵報道官はその上で、「今回の件は真の友人同士の助け合いが「善の循環」になるということを再び証明した」とし、「疫病退散」という台日共通の願いが、互いの努力によって実現するよう期待を寄せた。

Taiwan Today：２０２１年７月９日

写真提供：蔡英文総統ツイッター
　総統府の張惇涵報道官は8日、日本が台湾に対して無償提供する英アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチン113万回分が台湾に到着したことを受けて、「日本政府の台湾に対する度重なる支援に心から感謝する」と述べた。蔡英文総統も8日夜にツイッターで日本への感謝の言葉を述べた。