謝長廷・駐日代表が茨城県笠間市立稲田中学校での台湾産マンゴー交流給食会に出席

生徒たちの質問に答えたり、台湾について紹介しながら会食する謝長廷・駐日代表（左2）

挨拶する謝・駐日代表

挨拶する山口伸樹・笠間市長

　台北駐日経済文化処の謝長廷代表は7月14日、茨城県笠間市立稲田中学校を訪問し、行政院農業委員会農糧署を通して提供された台湾マンゴーの交流給食会に出席した。あいさつの中で謝・駐日代表は、台日間での海外修学旅行や観光客往来の状況などをはじめ各分野で密接な交流があることを紹介した。台湾産マンゴーについても、「皮が薄く、果肉はまろやかで香り高く、ジューシーで、台湾の人々も大好きな果物の一つです。今日はぜひ味わって下さい」と述べた。

　この日は、同校など笠間市の公立中学校全６校の学校給食に2,500人分の台湾産マンゴーが初めて提供されることから、山口伸樹・笠間市長をはじめ、同市の教育関係者らも出席し、交流給食会が開かれた。山口市長は、「謝・駐日代表が稲田中学校を訪問した機会に、台湾について、さらには日本と台湾の歴史的な関係もしっかりと学んでほしい」とあいさつした。台日双方の関係者は、生徒たちが学校給食で台湾のフルーツを食べることをきっかけに、台湾への関心や理解がより一層深まるよう期待を寄せている。

　この日は、マンゴ―を生のそのままの形で食べたのは初めてという生徒たちも多く、その甘さとおいしさに顔をほころばせていた。台湾産フルーツの交流給食会では献立も毎回、台湾料理が出されている。

　台湾の行政院農業委員会農糧署と笠間市は2019年7月に「食を通じた文化交流と発展的な連携強化に関する覚書」を締結以来、笠間市は台湾産のバナナをはじめ文旦やパイナップルを市内の小中学校などの給食に提供している。

台湾産マンゴー提供に生徒たちから感謝の色紙贈呈

歓迎を受ける謝・駐日代表（2列目左3）。山口・笠間市長（同2）

《２０２２年７月１５日》