台湾教育省、日本国立大学協会会長．筑波大学学長永田恭介氏に教育専業奨章を授与

台湾教育省は、日本国立大学協会会長・筑波大学学長の永田恭介氏に対し、長年にわたる台湾と日本の高等教育における友好交流の促進への多大な貢献を表彰するため、7月25日に国立曁南国際大学で開催された第3回台日大学学長フォーラムの席上で、国際・両岸教育局長李彦儀が潘大臣にかわり、「教育専業奨章」を授与した。これは「教育専業奨章」を設けて以来、日本の大学の学長で初めとの授与となる。受賞後、永田会長は「名誉ある賞をいただき、光栄で、今後も高等教育における日台連携を深め、交流分野を拡大していきたい」と述べた。

永田会長は、2013年に筑波大学学長に就任して以来、台湾の大学との交流や連携を積極的に推進し、台湾に同大学の事務所を設置した。そのほか日台間での共同研究を強化、台湾の８つ大学との交流協定を締結、教員・学生交換研修等を実施した。また同大学の「国際オンライン教育プラットフォーム（JV-Campus）」プロジェクトにおいて、台湾の4大学を招き、台湾の大学に対し国際交流のプラットフォームを提供するとともに、台湾の質の高い高等教育を国外にアピールする機会を与えた。

2015年、永田氏が日本国公私立大学団体国際交流担当委員長協議会（JACUIE）で座長を務めた際には、「台日大学学長フォーラム」の開催実現に寄与し、両国間での定期的な高等教育交流の仕組みを構築し、教育関係の日台双方の友好交流に新たなマイルストーンを打ち立てた。「台日大学学長フォーラム」は今回で３回目の開催となり、国立済南大学で開催された。フォーラムでは台湾と日本の代表的な大学76校（台湾から50校、日本から26校）の幹部と関係者130名が参加した。こうした多くの出席者からも日台双方の教育交流が深化し、ともに重視していることがうかがえる。