【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2024年1月第3週TOPICS
【米下院歳入委員会、新たな税制改正法案を可決 米台間の二重課税回避盛り込む-政治-】
(ワシントン中央社)米下院歳入委員会は19日、米台間の二重課税の回避に関する内容を盛り込んだ、家族と労働者に対する税制改正法案を賛成40、反対3の賛成多数で可決した。今後上院と下院での承認を得た後、バイデン大統領が署名して成立する。
ジェイソン・スミス委員長は委員会の冒頭、米国が中国のような国と競争し、勝利するのに寄与するとし、中小企業の成長や米国の雇用と機会のための投資を後押しすると語った。また同委は法案の可決後に声明を発表し、米国と台湾の双方に関わる企業や労働者に対する二重課税の撤廃で米国の中国に対する競争力を強化するとした。
中央社フォーカス台湾:2024年1月20日
【台湾、偽情報への対応力向上に注力 TikTokには「慎重に対処」=陳行政院長-政治-】
台北中央社)陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)は19日、台北市内で開かれたフォーラムとシンポジウムに出席し、政府は人々の偽情報を見極める能力を向上させるためのPR活動を強化すると語った。偽情報を故意に広めようとする状況を調査し、中国系動画投稿アプリの「TikTok(ティックトック)」に対して慎重に対処するとした。
台湾では法務部(法務省)調査局が認知戦に関する研究センターを立ち上げた他、世界ではTikTokを制限する動きがみられている。陳氏は、専制的な権威主義の国は自由で民主的な国の言論の自由を利用すると指摘。交流サイト(SNS)などを使い民主国家の選挙を操作し、選挙結果に影響を与えようとしたことを例に挙げた。その上でTikTokは一部の国の認知戦のプラットフォームになっているとして、政府は2020年に公的部門での使用を禁止したと語った。
また台湾は自由で民主的な法治国家であり、政府は必ず言論の自由を保障するとしながらも、TikTokでは一部の偽情報が人々の名誉や健康、プライバシーを傷つけ、社会の安定と国家の安全保障に影響を与えていると強調。民主国家は偽情報の拡散に慎重に対処しなければならないと述べた。
中央社フォーカス台湾:2024年1月19日
【台湾の迎賓施設で飼育のコクチョウ 約10年ぶりにひなが誕生–社会-】
(台北中央社)台北市の迎賓施設「台北賓館」で14日早朝、コクチョウのひな2匹が誕生した。同施設を管理する外交部(外務省)によると、コクチョウの誕生は2014年2月以来約10年ぶり。愛らしい姿が人々の注目を集めている。
外交部秘書処の洪振栄処長によれば、コクチョウは06年、オーストラリアから1組のつがいを購入した。繁殖にも成功し、現在は4世代目まで誕生。計15羽を飼育している。
一部からはひなに名前をつけるか関心が寄せられているが、洪氏は現在のところ予定はないと語った。
台北賓館は日本統治時代に台湾総督官邸として建設され、1998年に国定古跡に登録された。現在は原則毎月1度、一般に公開されている。
中央社フォーカス台湾:2024年1月20日
【台湾・基隆と那覇結ぶ大型クルーズが就航 3カ月で13往復–経済-】
(台北中央社)北部・基隆市の基隆港と沖縄県の那覇港の両港を母港として往復するクルーズの運航が始まった。スイスに本社を置くMSCクルーズの大型客船「ベリッシマ」(17万1598トン、旅客定員5655人)が就航し、台湾と日本の双方で乗客を乗せる。基隆港を管理運営する台湾港務は、同船は3カ月で両港間を13往復する予定だとしている。
同社が16日に発表した報道資料によれば、基隆からの初便には約2100人が乗船し、那覇からは約2700人が乗り込む。途中、石垣島や宮古島を経由する。片道だけ乗船する外国人客もいるという。
MSCクルーズが台湾の港を母港にしたクルーズを運航するのは初めて。台湾港務は新型コロナウイルス収束後のクルーズ産業の早期回復を促すため、入港料や施設使用料を最大で無料とする取り組みを継続していると説明。2022年にはMSCクルーズ本社を訪れて誘致し、台湾への就航が決まったという。
台湾港務は基隆港に今年入港するクルーズ船は135便、出入港する旅客数は約56万人に達し、便数、旅客数とも昨年の2倍近くに成長すると見込んでいる。
中央社フォーカス台湾:2024年1月17日
【台湾鉄道とJR四国が観光列車PR 「松山駅」友好駅協定10周年で–観光-】
(台北中央社)国営台湾鉄路(台鉄)とJR四国は17日、台北市の松山駅で台日双方が運行する観光列車をPRするイベントを開いた。JR四国の藤本聡常務取締役は、台湾の人々に四国の観光列車への興味を持ってもらい、四国旅行のきっかけになればと語った。
台鉄とJR四国は2013年10月に台日双方にある松山駅の友好駅協定を締結。この日は観光列車のデザイナー対談が行われ、台鉄「鳴日号」のデザイナー、邱柏文さんやJR四国の社員デザイナーで「伊予灘ものがたり」などを手掛けた松岡哲也さんが登壇し、コンセプトや外観と内装のデザインなどについてそれぞれの思いを語った。
中央社フォーカス台湾:2024年1月18日