【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2025年7月第2週TOPICS
【米上院の超党派議員 台湾の海底ケーブルを守る法案提出-政治-】
(ワシントン中央社)超党派の米上院議員は9日、台湾周辺の海底ケーブルを守るための法案を提出した。共和党のジョン・カーティス議員は、法案を通じて米国が台湾や同盟国と共に、インフラや主権、自由を保護する明確なメッセージを発信すると述べた。
台湾周辺では近年、海底ケーブルの損傷が相次ぎ、中国の関与が指摘されている。法案には国務省主導による台湾周辺の海底ケーブルの安全性強化▽米海軍と台湾の海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)の連携による不審な活動の監視▽台湾への警戒情報の提供▽ケーブル損傷の関与者への制裁―などが盛り込まれた。
カーティス議員は声明で、グレーゾーン作戦について、直接的な軍事衝突を避けながら、民主主義国家に圧力をかけその安定を破壊すると指摘。米政府に対して台湾のケーブルネットワークの安全性向上を奨励し、広報活動を通じて中国の武力行使とはいえない手段で脅威を与える「グレーゾーン作戦」を可視化した上で対抗を促すとした。
また中国が台湾を孤立させる手段を強化する中、重要ケーブルを損傷させる行為などを見過ごすことはできないと強調した。
ジャッキー・ローゼン議員(民主党)は、法案の目的は台米による海底ケーブルの保護に関する連携の強化や重要インフラ施設を標的とする敵対勢力への制裁を科すことだと語っている。:2025年07月10日
【チャイナエアライン 全クラスで無料Wi-Fi提供 8月から一部機種で/台湾–観光 -】
(台北中央社)台湾のチャイナエアライン(中華航空)は9日、一部の機種で8月から全クラスを対象に無料Wi-Fiサービスを提供すると発表した。
対象機種はボーイング777型機、エアバスA350型機、エアバスA321neo型機。プレミアムビジネス、プレミアムエコノミーの両クラス利用者はウェブサイトの閲覧が可能になる。エコノミークラス利用者はテキストメッセージの送信ができるようになる。
チャイナエアラインのゴールド、エメラルド、パラゴン会員保持者は利用クラスを問わずウェブサイトの閲覧が可能になる。
台湾の航空会社は無料Wi-Fiサービスの提供を進めており、スターラックス(星宇)航空のファースト、ビジネス、プレミアムエコノミーの各クラスではウェブサイトの閲覧、エコノミークラスではテキストメッセージの送信が可能。エバー(長栄)航空でも7~9月に体験キャンペーンとして一部機材の全てのクラスでウェブサイトの閲覧ができるようになっている。:2025年07月09日
【台湾の人口、18カ月連続減 6月の出生数は8968人 4カ月ぶり増加に転じる–社会-】
(台北中央社)台湾の総人口が18カ月連続で減少したことが10日、内政部(内務省)発表の6月の戸籍統計で分かった。6月の出生数は5月に比べ535人多い8968人となり、月間出生数として4カ月ぶりに増加に転じた。
先月末の人口は2334万6741人で、前年同月比6万6158人(0.28%)減少した。前月比では8729人(0.04%)減。県市別では前年同月比の増加率が最も大きかったのは北部・桃園市で、減少率が最大だったのは中国福建省に近い金門県だった。
6月の出生数は前年同月比1472人(14.10%)減。死亡数は同1632人(10.94%)増の1万6554人だった。:2025年07月10日
【台湾オペラ俳優のヤン・リーホアさんら3人が受賞 行政院文化賞、行政院長が親授–文化 -】
(台北中央社)台湾の文化界で最高栄誉とされる「行政院文化賞」の第44回授賞式が10日、台北市内で開かれ、受賞した作家の呉晟さん、客家の伝統建築の修復を手掛ける職人の傅明光さん、歌仔戯(台湾オペラ)俳優のヤン・リーホア(楊麗花)さんの3人に対し、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)からメダルや賞状が手渡された。
呉さんは詩やエッセーで農家の人々や土地を記録。傅さんは台湾のエスニックグループの一つ、客家の伝統建築の修復技術者として、古跡の修復や文化資産の保存に尽力した。楊さんは歌仔戯だけでなく、ラジオや映画、テレビまで幅広い舞台で活躍した。
卓氏は、3人の受賞者はこの賞においてこの上ない栄光だとし、最高の敬意を表すると述べた。:2025年07月11日
【スイス人男性 カイトサーフィンで台湾海峡横断に成功 「うれしい」–芸能スポーツ -】
(連江中央社)スイス人のゲザ・ショルツさんが、風の力で水上を滑走するカイトサーフィンで台湾海峡の横断に成功した。ショルツさんは目標の達成をうれしく、誇らしく思うと語り、若者には夢の実現に向けて果敢に取り組んでほしいとエールを送った。
9日に中央社の電話取材に応じたショルツさんによると、2日午前3時、中国・福建省に近い馬祖の南竿を出発。約165キロの航海を経て約10時間後に北部・桃園市の永安漁港付近に上陸したという。
準備には約2年の時間をかけた。出発後間もなく体調を崩して、集中力が落ち、嘔吐(おうと)したこともあったが、回復を図りながら前進を続けた。昼ごろには風が強まり、波も高くなったため、移動のペースは落ちたものの、ルートを修正するなどして無事に台湾本島に到着した。
最後の2時間は足が痛んだが、成功させようとする信念を貫いたと振り返る。本島上陸後は飢えや渇きを感じながらも、すぐにスイスの家族に電話して成功の喜びを分かち合ったという。:2025年07月10日