【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年6月第1週TOPICS
- 【チェコ上院議長に勲章授与 頼総統、台湾への支持や良好な関係への貢献たたえる-政治-】
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は2日、台湾を訪問しているチェコのミロシュ・ビストルチル上院議長に対し、国家に大きく貢献した非公務員や外国人に贈られる勲章で最高位に当たる「特種大綬卿雲勲章」を授与した。長年にわたる台湾への揺るぎない支持や台チェコ関係発展への卓越した貢献、民主主義と自由の価値を守る強い姿勢を表彰するものだとしている。
頼総統はチェコについて、民主主義や自由、人権といった価値観を共有し、その信念が両国の関係をより緊密にしていると強調。ビストルチル氏が新型コロナウイルス禍の2020年、中国の圧力に屈せず台湾を訪問し、立法院(国会)で「私は台湾人だ」と発言したことは人々を感動させたと述べ、民主主義の勇気と団結の力、自由を守るチェコの人々の偉大な伝統を世界に示したと語った。
また、今回の勲章については、ビストルチル氏の勇気を表彰するとともに、台湾の人々からの敬意や感謝を示すものであり、台チェコ友好の最良の証しだと説明した。
その上で、近年両国のパートナー関係が絶えず深化していると紹介。経済や貿易、科学技術、文化、教育などの分野で豊かな協力の成果が上がっていると述べた。
半導体分野では、両国が共同で研究開発センターを設立して人材育成の強化に取り組んでいるとした他、人工知能(AI)分野では、チェコが欧州連合(EU)の「AIスーパーファクトリー」建設構想を推進し、台湾企業も積極的に参加しているとした上で、スマート医療やサイバーセキュリティー、新興テクノロジーなどの分野でより多くの協力が行われることに期待を寄せた。
さらに、両国は長年にわたり権威主義体制の統治を経験してきたことから、自由の尊さを深く理解し、民主主義を守るために協力する意思を共有していると指摘。今後も関係を深め、新たなマイルストーンを築きたいと語った。
ビストルチル氏は、今回の勲章はチェコ上院に対する評価だとした上で、現在の国際秩序は法の支配や自由で試練に直面しているとし、各国は強靭(きょうじん)性を高め、民主主義と自由を守らなければならないと主張。そのためには理念の近いパートナーの存在が必要だとした。また台湾から寄せられた友情と信頼、今回の訪台と勲章の授与に感謝すると語った。:2026年6月2日
- 【台湾の銀行6行が「外国人向け金融サービスモデル銀行」に ワンストップでの手続き提供–経済 -】
(台北中央社)国家発展委員会は4日、国内の銀行6行を「外国人向け金融サービスモデル銀行」に認定する式典を台北市内で開いた。一部の支店では、台湾で暮らす外国人を対象に、口座開設やクレジットカードの発行申請、振り込みなどについてワンストップでの手続きを提供するという。
認定されたのは中国信託銀行、玉山銀行、台北富邦銀行、台新銀行、兆豊銀行、第一銀行。北部・台北市、桃園市、新竹市、中部・台中市、南部・台南市、高雄市の計17支店でサービスを提供する。
同委員会の詹方冠副主任委員はあいさつで、台湾で働く外国人専門人材は顕著に増加しているとした上で、金融サービスは台湾での生活における重要な基礎だと指摘。これまでの調査などで、外国人材が台湾で最も頻繁に直面する問題は、銀行口座の開設の難しさや、クレジットカード申請のハードルの高さ、海外送金手続きの煩雑さであることが分かっていると話した。
特にクレジットカードについて、台湾での信用情報がないことから申請が通らないことがよくある他、台湾人の保証人が必要とされることもあり、台湾に来たばかりの外国人にとっては高い壁になっていると話した。その上で、モデル銀行に選ばれた6行が外国人に対して質の高いサービスを提供することに期待しているとした。
同委員会は、認定した銀行に対しては①部門を超えた調整などによる柔軟性のある業務提供②オンライン予約やワンストップでの手続きなどサービスのレベルアップ③専門担当者の配置など窓口での満足度向上─の3点を重点として求めると説明。クレジットカードについては、一部のモデル銀行で外国人に対し、海外の資産証明や納税証明を審査資料として認める他、台湾人の保証人を必要とする制限を緩和しているとした。:2026年6月4日
- 【阿里山鉄道、スイス・レーティッシュ鉄道と姉妹鉄道に 観光振興で協力へ/台湾–文化-】
(チューリッヒ中央社)南部・嘉義などを走る阿里山林業鉄路(林鉄)は1日、スイスのレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道協定を結んだ。両鉄道は今後、共同で国際観光市場の開拓に取り組む。
林鉄が海外の鉄道会社と姉妹鉄道協定を結ぶのは11社目。レーティッシュ鉄道はスイス最大の私鉄で、路線総延長は約385キロ。そのうち30%は海抜1500メートル以上の高山地帯を走る。アルプス山脈を貫き、2008年にはアルブラ線とベルニナ線が、周辺の景観と共に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録された。
締結式には、王思為(おうしい)駐スイス代表(大使に相当)や農業部(農業省)林業・自然保育署の林華慶署長、スイス東部のサンモリッツやポントレジーナの市長らが出席した。
林署長は、レーティッシュ鉄道の近代化した設備と文化遺産の保存を両立させている点は大いに参考になると述べた。今後は文化遺産の管理やブランドマーケティングなどの分野で経験を共有し、山岳鉄道の国際的な魅力向上を図りたいと語った。
スイス台湾商会(商工会議所)の関係者は中央社の取材に対し、今回の協定締結で台湾とスイスのさらなる交流促進につながることに期待を示した。
林鉄は、レーティッシュ鉄道との協力を通じて鉄道の動態保存の美しさを世界に発信し、観光面で互恵関係をもたらすだけでなく、台湾が誇る100年の歴史を持つ林鉄を世界の遺産的な鉄道と肩を並べさせ、建設技術の知恵と歴史的記憶を観光資源に生かした景観を共同で守りたいとしている。:2026年6月3日
- 【金曲奨授賞式 日本から羊文学が出演 メンバー「光栄」/台湾–芸能スポーツ-】
(台北中央社)台北市内で27日に開かれる音楽の祭典「第37回ゴールデン・メロディー・アワード」(金曲奨)授賞式に、日本からロックバンド「羊文学」が国際パフォーマンスゲストとして出演する。メンバーは報道資料を通じ、「光栄」とコメントを寄せた。賞の運営者が1日、発表した。
金曲奨は台湾を代表する音楽賞で、文化部(文化省)影視・流行音楽産業局が主催する。
羊文学はテレビアニメ「呪術廻戦」の第2期「渋谷事変」のエンディングテーマ「more than words」で人気を集めた 。台湾では2022年以降、毎年ライブを開催している。
ギターボーカルの塩塚モエカは、金曲奨に出演できるのは光栄と喜び。ベースの河西ゆりかは、台北は初の海外単独公演の地であり、何度も訪れたことがある思い出が詰まった場所だとし、代表的なステージに立てるのは光栄だとコメントした。海外の音楽アワードでのパフォーマンスは今回が初となる2人は、この機会を通じてより多くのアーティストと交流し、金曲奨の舞台で羊文学ならではの音楽のエネルギーと驚きに満ちた火花を届けたいと期待を寄せた。
この他、パフォーマンスゲストとして、香港出身の歌手カレン・モク(莫文蔚)や台湾の歌手ヒビ(Hebe、田馥甄)らの出演も発表された。
金曲奨授賞式は台北アリーナで開催。台湾時間午後5時からレッドカーペット、同7時から授賞式が行われる。金曲奨公式ユーチューブなどで生配信され、海外からも視聴できる。:2026年6月3日
- 【エバー航空、安全評価で最高の「7スタープラス」獲得/台湾
–觀光-】
(台北中央社)オーストラリアの航空会社評価サイト「エアラインレーティングス」は2日、台湾のエバー(長栄)航空について、安全評価で最高とされる「7スタープラス」に格上げしたと発表した。
エアラインレーティングスは2013年から世界約400社の航空会社を対象に独自の安全評価を実施してきた。「7スタープラス」には、エティハド航空(アラブ首長国連邦)やキャセイパシフィック航空(香港)、ニュージーランド航空などが認定されている。
同社のシャロン・ピーターセン最高経営責任者(CEO)はエバー航空について、機内安全文化の徹底を高く評価。飛行前点検の水準はこれまでで最も優れていた航空会社の一つだとコメントした。
エバー航空の孫嘉明総経理(社長)は報道資料を通じ、安全は同社の最重要かつ妥協しない核心的価値だと強調。安全への理念を全従業員に浸透させることで、チームが一丸となって最高水準の安全を乗客に提供するよう努めていると説明した。
また「7スタープラス」の評価は、社内の専門チーム全体に対する肯定であり、引き続き最大限の努力を続け、安全で快適な旅を届けるとした。
同社は今年1月、エアラインレーティングスが発表した「世界で最も安全な航空会社ランキング」のフルサービス航空会社部門で8位に選ばれた。英航空サービス調査会社のスカイトラックスが行った調査でも、11年連続で最高評価の「5スター」を獲得している。:2026年6月3日