【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年10月第4週TOPICS
- 【日本の国家資格、「台湾」表記可能に 歯科医「長年の問題がやっと正された」-政治-】
(東京中央社)日本で10月1日から、国家資格の国籍欄に「台湾」の記載が可能になった。台湾出身の歯科医は、長年悩まされていた問題が正されたことに喜びを示した。超党派の日本台湾友好議員連盟が19日の会合で、新制度の実施状況を確認した。
日本では昨年5月、戸籍法施行規則の改正により、国籍欄に「台湾」と表記できるようになった。議連で戸籍問題の改革推進を担う滝波宏文参院議員によれば、昨年の戸籍問題改善後、プロジェクトチームは医師免許などの国家資格にも同様の問題が存在することに気づいた。各主務機関への働きかけの末、国家資格に従来記載されていた「国籍」欄を「国籍等」や「国籍・地域」などに変更し、「台湾」の表記を可能にした。
国家資格をすでに取得している台湾人は、それぞれの資格の主務機関に表記の変更を申請できる。
議連の会長を務める古屋圭司衆院議員は、台湾人のアイデンティティーと個人の尊厳は非常に重要な問題だとし、行政機関に変更を求め、政府の関連部門からも誠実な対応が得られたと説明。最終目標は全ての台湾人が日本の各種の国家資格で「台湾」と表記できることだと述べた。
日本で歯科クリニックを長年営む台湾出身の歯科医、黄世英さんは「長年悩まされていた問題がようやく正された。とてもうれしい」と喜びを示した。これまでは資格証の国籍欄に「中国」と記載されていたため、中国人の患者から同郷であることを理由に特殊な待遇を要求され、困ることもあったという。
同じく日本で働く台湾人歯科医の陳憲文さんは、これまでは資格証の国籍欄に「台湾」と書いたシールを貼ることで対応していたと明かす。資格証の内容と自身のアイデンティティーが一致しないことに長年困っていたと語り、今回の改正でようやく「私たちは台湾人で、私たちの資格証も台湾だ」とはっきり言えるようになったと喜んだ。
李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)は、長年の願いがようやくかなったとし、台湾人の権益保障がまた一歩前進したと述べた。その上で、古屋氏や改革推進を後押しした日本の国会議員、関係者に心からの敬意と感謝の意を示した。:2026年10月19日
- 【日本風の建築様式残す旧消防隊庁舎 修復工事の起工式 27年7月の完成予定/台湾–社会 -】
(雲林中央社)1958年に建設され、中部・雲林県の県定古跡に指定されている旧斗南消防隊庁舎の修復・再利用工事の起工式が20日、現地で行われた。2027年7月の完成を予定している。将来的にはすでに修繕が行われた近隣の旧警察局斗南分局庁舎と連携させ、飲食空間や文化施設として利用し、地方の歴史空間を活性化させる方針。
張麗善(ちょうれいぜん)雲林県長は、修復工事を通じて歴史文化の場を段階的に整備し、斗南の地域発展につなげたいと語った。
県政府文化観光処の謝明璇処長は旧消防隊庁舎について、日本風の木造建物で、切り妻屋根や下見板張りなどの特徴を持ち、地域の消防制度の発展を見届けてきたと説明。19年に県定古跡の指定範囲に組み込み、20年に修復に向けた計画・設計に着手した。
建物は長年にわたる植物の繁茂や屋根の崩落、後年の増築などの影響で、壁や外壁の一部が損傷していたことから、県は1870万台湾元(約9100万円)を自己財源から拠出して修復する。可能な限り元の建材を残し、伝統的な工法を使用すると語った。
沈暉勛斗南鎮長は、旧斗南駅舎も文化部(文化省)から2600万台湾元(約1億2600万円)の補助を受け、今後工事の発注手続きを進めるとした。また、斗南には駅長宿舎や従業員宿舎群などの歴史的建築物が残っているとし、中央政府と地方が引き続き協力して段階的に修復を進め、文化資産と人々の生活を融合させたいと語った。:2026年10月21日
- 【艋舺公園がリニューアル 水面に「逆さ龍山寺」映る開放的な空間に/台湾・台北-文化-】
台北の人気観光スポット、龍山寺の正面に位置する艋舺公園で進められていた改修工事が完了した。噴水が整備され、普段は静かな水面に龍山寺の建物が鏡のように映し出される=台北市政府工務局公園路灯工程管理処提供
(台北中央社)台北の人気観光スポット、龍山寺の正面に位置する艋舺公園で進められていた改修工事が完了し、17日、供用開始を記念する式典が催された。長い歴史を持つ同公園は改修を経て、龍山寺を一望できる開放的な空間に生まれ変わった。蒋万安(しょうばんあん)台北市長は、歴史あるランドマークの再生が地域の発展につながればと期待を寄せた。台北市政府は昨年7月、総額2億台湾元(約9億7000万円)余りを投じて、同公園の景観改善に着手。公園内の広場には定時に光と水が織りなすショーが行われる噴水が整備され、普段は静かな水面に龍山寺の建物が鏡のように映し出される。園内には三面観音の銅像も設置された。艋舺公園と龍山寺のつながりを示し、観音信仰の意義を伝えている。
艋舺公園と龍山寺一帯は、清朝時代から地域の信仰と交易の中心として栄えてきた。公園内の池や噴水などの水辺の景観は、1740年に設けられたハス池に始まり、時代とともに姿を変えてきた。
艋舺公園のリニューアルに合わせ、同市政府は周辺の商店街や市場、文化・芸術施設と連携し、11月7日までの毎週末、多彩なイベントを開催。地域経済の活性化を図り、地元の文化や魅力を発信する。17日には懐かしの歌謡ショーが開かれた。24日夜にはダンスカンパニー「クラウドゲート」(雲門舞集)による特別野外公演が予定されている。:2026年10月19日
- 【「PHP」に脆弱性 台湾、修正版の早期適用呼びかけ–経済
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(台北中央社)プログラミング言語「PHP」に重大な脆弱性が見つかった問題で、数位発展部資通安全署(デジタル発展省サイバーセキュリティー署)は22日、PHPを使用している機関や学校、企業に対し、速やかに使用中のPHPのバージョンを確認し、更新を完了するよう呼びかけた。
同署は、PHP開発団体が台湾時間21日午後10時までに重大な脆弱性2件を修正するパッチを公開したと説明。PHPはウェブサイトやコンテンツ管理システム、各種管理画面などに広く使われているとし、速やかな対応を求めた。
またPHPを使用していることが明示されていないソフトウエアでも、内部でPHPが動作している場合があると指摘。各機関などに対し、PHPを使用する全てのシステムと関連パッケージを洗い出し、バージョンの確認と開発元が公表した方法に従って修正版を適用するよう案内した。
さらに、更新後もシステムログや不審なアクセス記録を確認し、疑わしい活動が見つかった場合は、関連アカウントや認証情報の安全性をさらに精査するよう促した。
同署は、PHPの脆弱性や国内外の脅威情報を継続的に把握し、セキュリティー警報や連携防御などの仕組みを通じて、各機関の迅速な防御措置を支援し、サイバーセキュリティー上のリスクを低減するとした。:2026年10月22日
- 【小林薰、「深夜食堂」PRで台湾訪問へ 台北で今週末に関連マーケットイベント開催–芸能スポーツ -】
(台北中央社)日本ドラマ「深夜食堂」の新シリーズが台湾で来月8日に放送開始されるのを前に、台北市内で今月24、25日に同作をテーマにしたマーケットイベントが開かれる。主演の小林薫は25日に同イベントに登場し、台湾のファンと近距離で対面する。
イベントでは作中に登場する食堂「めしや」のセットを再現。「カツ丼」や「肉じゃが」の定食を提供する他、「小小樹食」や「BREAD, ESPRESSO &」など人気の飲食ブランドも出展する。手作り小物や雑貨などを販売するマーケットや、アニソン(アニメソング)をカバーする台湾バンド「Coca-Koala」(可楽熊楽団)が出演するステージイベントも開かれる。開催場所は西門紅楼北広場。
新シリーズの第6シーズンには、台湾の俳優アニー・チェン(陳庭妮)も出演する。アニーは全編日本語での演技に挑戦。オファーをもらった時点で妊娠中だったため「迷惑をかけるのではないか」と心配していたと明かし、撮影現場ではスタッフが気遣ってくれ、緊張がほぐれたと語った。
「深夜食堂」はお腹が空く深夜の時間帯を乗り越える際の相棒だったというアニー。同作の撮影に参加できたことは自身にとってサプライズであり不思議なものだったとし、交番から電話ボックス、キッチンまで、撮影セットはとてもリアルで、別の時空に入り込んだようだったと振り返った。
撮影中には、ワンシーンの撮影を終えるたびに、他の出演者から拍手をもらい、監督も「アクション」と言う前に目線でエールを送ってくれたとし、大きな温もりを感じたと語った。
「深夜食堂」シーズン6は日本では20日に放送開始。米動画配信サービスでも世界配信される。台湾では来月8日から中華電視(華視)メインチャンネルで放送開始される。:2026年10月20日