【 3月2日正式開業 桃園空港へのアクセスさらに便利に 】
台北駅から台湾桃園国際空港を経由して桃園市中壢までをつなぐ桃園メトロ(MRT)空港線が3月2日、正式に開業した。台北-桃園空港第2ターミナル間を最短37分で結び、台北の市街地へのアクセスが便利になったほか、台湾高速鉄道(新幹線)との乗り継ぎにも配慮がなされており、中部・南部への移動の利便性も向上すると見られている。2006年に着工した同線が、先月2日のプレ開業を経て同日正式開業へと漕ぎ付けたところで、関係者からは安堵の声も聞かれていた。尚、台北駅で同日行われた開業式典には、陳建仁副総統や柯文哲台北市長、鄭文燦桃園市長、李四川新北市副市長らが出席、台湾の「空の玄関」の歴史的な一日を祝ったとのこと。(2017/3/2)
【 台中市林佳龍市長、訪日へ 農産品などアピール 】
林佳龍台中市長が3月5日~9日まで訪日することが分かった。同市は、国際食品・飲料展のフーデックスジャパン2017の会場を訪れ、同地の農産品をトップセールスするなどとしている。 フーデックスジャパンでは新北市、雲林県、嘉義県、嘉義市、台南市、高雄市、屏東県などと共同で台湾パビリオンを設置。林市長は共同記者会見などに出席し、台湾の特産品やグルメをアピールする。また、同市政府農業局によると、日本は台湾産ユリ等の主要輸出先となっており、関連の協力覚書が日台企業間で結ばれる予定。林市長は2018年に開かれる台中世界花卉博覧会(世界花博)についてもPRする見込み。(2017/2/27)
【 台湾から沖縄、3万年前の航海再現へ 日台の共同プロジェクト始動 】
約3万年前に人類が台湾から沖縄に渡った足跡を探ろうと、日本の国立科学博物館(科博)と台湾の国立台湾史前文化博物館が共同で航海を再現する研究プロジェクトが始まった。近年沖縄では約3万年以上前の遺跡発見が相次ぎ、中国大陸と陸続きだった台湾からの移民が暮らしていた可能性が高まっている。ただ、3万年前の材料・技術でどのように台湾から沖縄に移動したかは未だ不明で、今般の研究を通じて新たな発見が得られることが期待されている。まず今年は台湾原住民(先住民)のアミ族に残る竹の筏を参考に筏を作り、6月にも試験航海に挑むとのこと。台湾史前文化博物館の張善楠館長は、「日台双方の人々が人類は移動し、台湾から日本に渡った人がいることを知る機会になる」と話し、「意義は大きい」と期待を示した。(2017/3/2)
【 外国籍の肉体労働従事者、62万5000人 最多はインドネシアの約25万人 】
労働部(労働省)の統計で、台湾で働く外国籍の肉体労働従事者数が2016年末の時点で62万4768人に上ったことが分かった。最も多いのは製造業や建設業に携わる労働者で、38万7477人。介護やヘルパーなど福祉職に携わる人は23万7291人。一部では2015年8月に介護従事者に関する規制が緩和されたこととの関連性を指摘する声が上がっているが、労働部の関係者は、詳しく分析する必要があるとして明言は避けている。外国人労働者の出身国ではインドネシアからが最も多く24万5180人。ベトナムの18万4920人、フィリピンの13万5797人がそれに続いた。(2017/2/27)
【 台中市、下呂と姉妹温泉に 台日韓連携の無料観光キャンペーン実施へ 】
台中市温泉観光協会は2月23日、岐阜県下呂市の下呂温泉観光協会と姉妹温泉提携を締結した。同会は今年中にも韓国・儒城観光振興協議会と友好提携を結ぶ予定で、台中市政府観光旅遊局の陳盛山局長は、台日韓の温泉共同での観光客誘致に意欲を示した。この日、下呂温泉で行われた締結式では、同会の羅進洲理事長と下呂温泉観光協会の瀧康洋会長が調印。 前日の22日には、台中、下呂の両協会に加え儒城観光振興協議会の関係者が下呂温泉に集まり、台日韓の温泉地による観光提携を協議した。陳局長は、今後台日韓の姉妹温泉で3カ国語の旅行パスポートを製作し、指定された温泉地のスタンプを集めれば1週間無料で台湾中部を観光できるキャンペーンを実施する計画を明らかにした。(2017/3/1)
【 つつじ祭り、台北で初開催 50万株が今月中旬ごろから見頃に 】
台北市の大安森林公園や台湾大などで3月1日から、「2017台北つつじ祭り」が始まった。台北市がつつじ祭りを開催するのは初。今年新たに植えた10万株と合わせ、計50万株が今月10日以降から4月中旬まで見頃を迎える。ツツジは台北の市の花。市内にキャンパスを構える台湾大では20年前からつつじ祭りが開催されており、柯文哲市長は昨年から同祭りに絡めたイベントを開こうと、同大近隣の大安森林公園や新生南路、羅斯福路にツツジを植栽。東京のサクラ、アムステルダムのチューリップのように、ツツジから台北を連想してもらえるようにすべきとの考えを示している。(2017/3/1)
【 台湾・新北市、映像産業の拠点づくり推進 今年10月から企業誘致へ 】
新北市政府は近年、市西部の林口区を、映像関連産業が集積する拠点として整備する計画を積極的に推進している。同市が目指すのは、開発から製作、配給、放送・上映までを一貫して行える映像産業集落の形成。同市経済発展局の企業誘致担当者は「撮影をするだけの場所ではなく、さらに大きな商業価値を生み出したい」と意欲をみせる。同市は3月1日、新北市の映像産業地帯としての発展について考えるフォーラムを開催。出席した朱立倫市長は、自然環境や人材面における同市の強みを紹介した上で、今回の交流を通じ、映像産業拠点としての国(2017/3/1)
【 ライトアップされた桜 より美しく/台湾・新竹公園 】
北部・新竹市の新竹公園は、18ヘクタールの敷地に30品種、800株余りの桜が植えられており、同市の桜の名所として知られている。夜間も花見を楽しんでもらおうと、同市政府は今年初めてライトアップ用の照明機材を設置。ライトアップによって表情を変える桜を前に、日中から夜までカメラを向ける写真愛好家の姿も多く見られている。苗栗から来たという林さんは、同所では一度に昼と夜の桜をカメラに収めることができ、「台湾全土で最高の桜の撮影スポット」だと話した。同市によると、昨年は花見シーズンの3週間に18万人が来園。今年は開花が始まったばかりで、3月19日ごろまで花見が楽しめるという。(2017/3/3)
【 台北-宜蘭直通の鉄道建設を要請 東部の活性化と大気汚染改善図る 】
台湾東部・宜蘭県の産業関係者らは3月2日、台北-宜蘭直通鉄道の建設を目指し、「東部快速鉄路促進会」を発足させた。新鉄道建設を政府に働きかけ、東部と西部の発展格差縮小、交通渋滞緩和、大気汚染改善を図るもの。現在台北と宜蘭を結ぶ主な交通手段は台湾鉄路(台鉄)と国道5号。台鉄は北東部を迂回するため、同区間の移動に最短でも1時間強を要する。一方、雪山山脈を貫く雪山トンネルを通る国道5号は、近距離な反面、交通渋滞、大気汚染が問題となっている。促進会会長の陳正曜氏によると、新鉄道は台北市東部・南港から宜蘭県北部・頭城までの直線距離約30キロを30分で結ぶ計画で、「是非予算を獲得したい」、とのこと。(2017/3/3)
【 国際蘭展、台南で開幕 蔡総統「台湾をラン苗の供給中心地に」 】
世界30カ国以上のランが集う「2017台湾国際蘭展」が3月3日、台南市内で開幕した。開幕式に出席した蔡英文総統は、台湾をランの品種開発と種苗供給の国際的な中心地に成長させられればと国際競争力の向上に意欲を示した。蔡総統によれば、昨年のランの産出額は62億台湾元(約228億円)で、そのうち輸出額は55億7000万元(約205億円)と9割近くを占めている。蔡総統は、品種こそが競争力だとし、台南を拠点に品種の流行を引っ張っていく必要があるとの考えを表明。また、頼清徳台南市長によれば、今年は2万株を超えるランが展示され、品評部門では2000組以上、500品種を超えるランが美しさを競うという。一般公開は同4日から13日まで。(2017/3/3)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年台中国際銘茶・コーヒー見本市 】
2017年7月7日より4日間、大台中国際会展中心にて2017年台中国際銘茶・コーヒー見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は台湾茶、製茶、茶加工品、ティーセット、製茶設備、コーヒー、コーヒー加工品コーヒー製造設備など多岐に渡っている。詳しい情報は以下硬式HP参照。