【 坂口健太郎、初の台湾公式訪問にファン500人「正直びっくり」 】
俳優の坂口健太郎が6日、映画「今夜、ロマンス劇場で」のPRのため台湾を訪問し、台北市内で記者会見を行った。この日到着した桃園国際空港(桃園市)で、ファン約500人に出迎えられた坂口。「正直すごくびっくり。あそこまで大勢の台湾の方が受け入れてくれるとは思っていなかった」と驚きを明かし、「『台湾にようこそ』と言ってくれている感じがしてうれしかった」と笑みを浮かべた。坂口は主演ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」が台湾で現在放送されているほか、訪台中に開かれる上映イベントは用意されたチケット1000枚が販売開始から1分で完売するなど、台湾でも高い注目を集める。会見では、食べてみたい台湾グルメから性格を分析する心理テストに挑戦。茶葉卵やタピオカミルクティーなど5品の中から「ルーロウファン」(魯肉飯、豚肉そぼろご飯)を選択し、「お肉とお米が好き。すぐ食べたいくらい」と興味を示した。「責任感が強く、人助けが好きで明るいが、恥ずかしがり屋」という心理テストの結果には「合ってますね」と納得した様子で、「目立つのは好きだけど、注目を浴びるとなると恥ずかしくなる。天の邪鬼ですね」と自身の性格を告白した。同作の台湾公開は11日。(2018/5/7)
【 世界アマ囲碁選手権、台湾代表が優勝 最高段位の八段取得 】
ぐるなび杯第39回世界アマチュア囲碁選手権戦が東京都内で打たれ、最終日の7日、台湾代表の詹宜典さん(七段)が優勝した。4年ぶり2回目の優勝で、詹さんにはこの日、日本棋院からアマチュア最高段位である八段の免状が授与された。大会後のインタビューでは、「(優勝が)決まった瞬間、気持ちがかなり高ぶった」と喜びを語った。詹さんは今大会、中国大陸でアマ四天王の一角と称される王琛さんや韓国のキム・サンジョンさんなどを下し、初戦から8連勝を収めた。大会前から優勝を目指していたという詹さんは、出場者は強敵ばかりだったと話し、優勝できたことに驚きを隠せない様子だった。決勝の時点ですでに7連勝していたとはいえ、少しでも油断すればそれが打ち方に表れてしまうと語り、一戦一戦を全力で戦うことに努めたと振り返った。大会には世界各国・地域から61人が出場した。(2018/5/8)
【 エバー前会長の新航空会社、初期は日本路線を重点に 20年就航予定 】
新航空会社「星宇航空」(StarLux)を設立した張国煒氏は8日、設立説明会に出席し、初期は日本路線を重点とする計画を明らかにした。日本路線はここ10年、競争が激しく、実入りは多くないとする一方で、日本が台湾人に最も人気のある国であることを理由に挙げ、日本路線を重視する姿勢を示した。同社は今月2日に法人登記を完了し、正式に設立。当初は法規制の壁があり、立ち上げ発表から設立までには1年を要した。就航は2020年を予定。高品質を売りに、ハイエンド市場に照準を合わせる。張氏は、まず2~3年は短距離路線を手掛け、長距離は米西部を皮切りに米東部、欧州に就航路線を拡大していく計画を示した。短距離路線は日本のほか、タイ、ベトナム、シンガポール、バリ島、ジャカルタ、クアラルンプールへの就航を検討中だという。また、海外の航空会社に対抗するため、台湾の航空会社が手を組む必要性に言及し、将来的にはチャイナエアラインやエバー航空と協力することもいとわないと述べた。(2018/5/8)
【 阿里山森林鉄道が黒部峡谷鉄道と乗車券無料交換 観光相互促進に期待 】
阿里山森林鉄路(嘉義市)と黒部峡谷鉄道(富山県)は今月5日から、一方の使用済み乗車券をもう一方の乗車券と無料で引き換えるキャンペーンを実施している。キャンペーンを通じて双方の交流を促進し、観光客誘致につなげたい考え。今年11月30日まで。対象となるのは、黒部峡谷鉄道の宇奈月-欅平間の往復乗車券と、阿里山森林鉄路支線の1日乗車券もしくは2日乗車券。阿里山駅窓口で黒部峡谷鉄道の使用済み乗車券と旅券(パスポート)を提示すれば、阿里山森林鉄路の2日乗車券がもらえる。黒部峡谷鉄道では、宇奈月駅で交換を受け付ける。両者は2013年に姉妹提携を締結し、翌年から毎年乗車券無料交換を実施している。台湾では阿里山の世界遺産登録に向けた取り組みが進められている。阿里山森林鉄路を管理する農業委員会林務局は、海外の鉄道と交流を進めることで阿里山森林鉄路の知名度を向上させ、世界遺産登録の可能性を高めることができればと期待を示した。(2018/5/8)
【 台湾・猫空と三重・御在所のロープウエイが友好協定 相互誘客へ 】
台北メトロ(MRT)は9日、同社が運営する猫空ロープウェイ(台北市)が三重県の御在所ロープウエイと友好協定を結んだと発表した。両ロープウェイは双方の駅で優待パンフレットの配布やポスターの掲示を行い、相互誘客を図る。この日、猫空ロープウェイ動物園駅で調印式が行なわれ、台北メトロの趙宗威・猫空ロープウェイ主任と御在所ロープウエイの辻智幸社長が協定書に署名した。御在所ロープウェイの湯の山温泉駅や山上公園駅に設置されるパンフレットを猫空ロープウェイに乗車する際に持参すれば、片道運賃が通常120元(約440円)のところ50元(約180円)になる。また、御在所ロープウェイは中国語版パンフレット持参者に対し、乗車運賃3割引を適用するほか、三重交通バスに猫空ロープウェイを紹介するペイントを施す。パンフレットは猫空ロープウェイではすでに配布中。御在所ロープウェイでは今月29日から配布を開始する。(2018/5/9)
【 「台湾とともに東南アジア投資を」日本との連携に期待=陳副総統 】
陳建仁副総統は8日、総統府で横浜、静岡の在日台湾人組織の訪問を受けた。蔡英文政権が推進する、南アジアや東南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」について触れた陳副総統は、台湾の技術力とサプライチェーンに日本の研究開発能力とブランドイメージがプラスされれば、台湾、日本、東南アジア諸国のいずれも成功できるとし、日本との技術連携や日台共同での東南アジア市場参入に期待を寄せた。陳副総統はまた、台湾の経済成長はアジア地域の多くの国家と高い関連性があると指摘。華僑が長年培ってきた人脈や資金、資源を運用して国際社会で台湾のために声を上げ、台湾のTPP11(CPTPP)参加や、経済連携協定(EPA)締結による日本との連携強化などを後押しすることを切望した。(2018/5/9)
【 台南のマンゴー生産量、今年は半減の見通し 農家は価格安定に期待 】
南部・台南市の山地でマンゴーが実を付け始めている。同市政府農業局によれば、今年の生産量は昨年より約50%減少する見通し。昨年は近年まれに見る豊作だったため、価格がやや落ち込んだが、今年は実の大きさが昨年より大きくなると見られ、農家は価格の安定化に期待を寄せている。農業局によると、生産量減少の原因は、花になる芽を作る時期に当たる昨年12月に雨が続いた一方で、今年初頭には降水量がやや少なかったことがある。先月下旬にはヒョウが降り、農業被害も出た。今年の着果数は昨年の半分ほどにとどまるものの、近日山地で雨が降ったことで成長が促され、平均的な実の大きさは昨年より大きくなる見込みだという。農業生産者の頼さんは、今年の台南産マンゴーの平均的な品質は高そうだと見通しを明かし、マンゴーが好きな消費者に喜んでもらえるはずだと語った。(2018/5/10)
【 米国、台湾のWHO総会参加を「強く支持」 EUや国交国も 】
スイス・ジュネーブで21日に始まる世界保健機関(WHO)年次総会に台湾が依然として招請されていないのを受け、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)は9日、フェイスブックで「米国は台湾がオブザーバーとしてWHO総会に出席することを強く支持する」と表明した。台湾と外交関係を結ぶ国や欧州連合(EU)などからも参加支持が表明されている。AITは健康の大切さと感染症の拡大を早期に食い止めることの重要性に触れた上で、台湾のWHO総会参加を支持する姿勢を示した。続けて、台湾は世界健康安全保障に力を入れ、公衆衛生と発展に大きく貢献してきたとし、「台湾は重要な議論から排除されるべきではない」とする米国の立場を示した。EUの外務省に相当する欧州対外行動庁の報道官は8日、ベルギーで中央社の取材に応じ、台湾のWHO総会参加に対する明確な支持を表明した。台湾の参加を後押ししようと、複数の国交国がWHOに対し、台湾をオブザーバーとしてWHO総会に招請することを求める提案を書面で提出している。関係筋によると、その数は9日までに16カ国に上っているという。(2018/5/10)
【 台北市、アジアのレジャー都市1位に=米旅行誌 】
米ビジネストラベル誌「グローバルトラベラー」が発表した2018年の「レジャー・ライフスタイル賞」で、台北市が「レジャー目的で訪れたいアジアの都市」の1位に選ばれた。1位を獲得するのは初めて。同賞はレジャー旅行やラグジュアリー旅行などのカテゴリーで人気の旅行先を選ぶもの。昨年10月から今年1月末にかけて読者を対象に行った自由回答形式のアンケートを基に各部門のランキングが決定された。交通部(交通省)観光局は、台北には文化やグルメ、テクノロジー、交通、自然など豊富な観光資源があり、1日で山から海まで遊び倒せると台北の魅力をアピールした。レジャー目的で訪れたいアジアの都市の2位以下は順にプーケット、シンガポール、東京、ソウルなど。現地時間10日に米ビバリーヒルズで授賞式が開かれる。(2018/5/11)
【 自閉症の子どもたち、コメ販売で「日本旅行」の夢実現 】
「東京ディズニーランドに行きたい」と夢見る自閉症の子ども8人が、半年かけて1万6000袋のコメを販売して旅費を貯め、13日、ついに念願かなって日本へと旅立つ。自閉症児の支援団体「台湾自閉児家庭関懐協会」の孫中光理事長は、「寄付に頼ればとっくに目標は達成していただろう」と述べ、頑張った子どもたちに「君たちは世界一だ」とエールを送った。孫氏によると、同協会はフェイスブックを通じ、心身障害児を持つ日本人家庭と交流する機会を得たという。だが、実現には約24万台湾元(約90万円)が必要だった。子どもたちに常々、「自分の力で夢をかなえてほしい」と諭しているという孫氏。多くの人から寄せられた寄付の申し出を全て断り、米どころとして知られる東部・台東県池上の農家の協力を得て、コメの販売を開始。子どもたちが包装を手伝い、1袋当たりの利益は15元(約55円)。インターネットで広く購入を呼び掛け、約半年でようやく目標額に到達したという。(2018/5/11)
【 ジャーナリストの国際組織、年次総会を初めて台湾で開催 】
台北市内で12、13両日、「国際ジャーナリスト連盟」(IFJ、ブリュッセル)の年次総会が開かれている。IFJが台湾で重要な会議を開催するのは初めて。呉釗燮外交部長(外相)は11日夜の歓迎会で、これは報道や言論の自由を尊重してきた台湾が高く評価されたためだと喜び、記者の自由と安全を保障する政府の姿勢を強調した。呉部長はあいさつで、「民主国家の記者であっても、中国大陸などの専制的な政権が力ずくで報道に影響を及ぼそうとする脅威に遭遇する」と述べ、真相解明や戦地取材などに奔走する世界のジャーナリストに敬意を表した。IFJのフィリップ・レル会長は、高度な報道と言論の自由を有する台湾は、アジアの他の国々の手本となり得ると称賛。今後も引き続きこの姿勢を貫いてほしいと期待を寄せた。IFJは世界140カ国・地域のジャーナリスト約60万人が加盟する国際組織。今回の会議には、20余りの国・地域から委員や代表ら約40人が出席する。(2018/5/12)
【 台湾プロ野球の日本フェスタ、パ・リーグ参加で大盛況 】
台湾プロ野球・ラミゴモンキーズは、本拠地の桃園国際野球場で、日本フェスタ「YOKOSO桃猿」(11日~13日)を開催している。球場には、日本ハムファイターズのチアリーダー「ファイターズガール」の4人と、パ・リーグ3球団のマスコット「フレップ」(ファイターズ)、「クラッチ」(イーグルス)、「謎の魚」(マリーンズ)が大集合。12日の富邦戦には、1万4000人を上回る野球ファンが詰め掛けた。ラミゴのチアリーダー「LamiGirls」とともに熱い声援を送ったファイターズガール。海外遠征は今回が初めてで、台湾について、「ファンと一緒に踊れて楽しい」「ファンが情熱的」などの印象を持ったという。マスコット3体も、2013年のアジアシリーズで来台したクラッチを除く2体は初訪台。12日には「謎の魚」が単独で始球式に臨み、観客席を沸かせた。12日の試合は、ラミゴが4対3で富邦を下し、これまでの2連敗の流れを食い止めた。(2018/5/13)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 台北国際水環境討論会及び産業展 】
2018年8月30日より3日間、台北市の松山文創園区2号・3号倉庫にて台北国際水環境討論会及び産業展が開催される。台北市政府の主催。出展品目は水資源の循環再生、汚水処理、節水宣伝、浄水システム、水質検査など。企業展示だけでなく、水関連の討論会も開催される。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : http://en.taipeiwater2018.com/ (英語版)