【 台湾の国際的「隔離」を批判 仏議員からWHO参加支持の声相次ぐ 】
フランス政府の18日付の官報によれば、親台派組織の議員2人がル・ドリアン外相への書面による質問で、台湾の世界保健機関(WHO)への加入を支持するかについて政府の立場表明を求めた。国民議会(下院)の親台派組織に所属するマリエ・ノエル・バティステル議員とジニーン・デュービー議員は先週、ル・ドリアン外相に対する質問書を提出。台湾が新型コロナウイルスの脅威にさらされていることに言及した上で、台湾は国際的な協力の枠組みから排除されているとし、「事実上、この国は国際社会から隔離されている」と指摘した。2人は、台湾のWHO加入に関する政府の立場表明を要請した他、公衆衛生や新型コロナウイルスの感染対策において、フランス政府の台湾との連携に関する政策についても説明を求めた。フランス議会では18日、親台派組織のジャン・ジャック・ゴルチエ議員も台湾のWHO参加を支持するかについて対政府質問で政府に回答を求めていた。
(2020/02/20)
【 新型肺炎で特別法成立、防疫と経済振興に重点 蔡総統がスピード署名 】
新型コロナウイルスの感染拡大の防止や経済振興などについて定めた特別条例案が25日午後、立法院(国会)で可決された。蔡英文総統は同日中に総統府でスピード署名し、公布。あいさつで、与野党が手を組み、最速で可決させたと言及し、ウイルスに立ち向かう上で台湾の民主主義の効率の良さを示すことができたと強調した。同法では、隔離を受けた場合の「防疫隔離休暇」が明文化された。従業員が隔離や防疫措置を受けることになった場合、雇用主は同休暇を与えることが義務付けられる。隔離や検疫の対象者に付き添う人も休暇の取得が可能となり、補償金の申請も認められた。罰則についても規定され、防疫物資の値段のつり上げや不当な備蓄には5年以下の懲役に加え、最高で500万台湾元(約1820万円)の罰金を科すことができる。デマの拡散も3年以下の懲役か300万元(約1000万円)以下の罰金との併科と定められ、厳罰化された。隔離や検疫措置を受けている間の違反には最高で100万元(約360万円)の過料を科すほか、違反者の個人情報の公開も認める。また、ウイルスの感染拡大により打撃を受けた産業を救済するため、600億元(約2200億円)を上限とする特別予算の編成についても承認された。内需型産業、農漁業、運輸・観光業の支援や補償金の支給に充てられる見通しで、行政院(内閣)は27日にも行政院院会(閣議)に提出する。
(2020/02/26)
【 悠遊カード、日本上陸へ 琉球銀行と提携 加盟店で決済、7月めどに 】
交通系ICカード「イージーカード」(悠遊卡)は、沖縄県那覇市に本店を置く琉球銀行とキャッシュレス決済業務で提携したと23日までに発表した。沖縄のほか、東京や北海道などの同銀行の加盟店で使用できるようになるとしており、東京五輪が開幕する7月にはサービスを提供できるようにしたいとの姿勢を示している。
イージーカードによれば、対応するクレジットカードやデビットカードも使用できるようになる見通しで、決済や自動チャージが可能になる。初年度は、加盟店4000店でのサービス提供を目指す。琉球銀行によると、同銀行がイージーカードを誘致。日本国内での展開を支援する。具体的には、同銀行が日本国内でのプラットフォームを構築し、他のカード事業者や金融機関へ展開することで、日本国内での加盟店拡大を図るという。同銀行は、台湾人観光客が多く訪れる地域に力を入れる方針を示しており、日本を訪れる台湾人の利便性向上が期待される。イージーカードはサービスの具体的な開始時期について、双方の主管機関の認可や技術開発のスケジュールによって決まるとしている。
(2020/02/23)
【 故宮、収蔵品や展示をネットで公開「家でも楽しんで」 】
国立故宮博物院が館内の展示や収蔵品をインターネットで公開している。同院は25日の報道資料で、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ネット上の資源を改めてまとめたと説明。家でも展示を楽しんでほしいとの考えを示している。公開されているのは、バーチャルで館内を見学できる「720°VR走進故宮」や、収蔵品の高解像度画像などを無料でダウンロードができる「故宮Open Data専区」など。常設展や特別展の展示品を鑑賞できるサイトもある。このほか、グーグルが手掛ける「グーグル・アーツ・アンド・カルチャー」でも収蔵品を見ることができる。故宮は、時間や場所の制限を受けることなく、オンライン上で故宮を楽しめるとし、豊富な資源の活用を歓迎するとの立場を示した。
(2020/02/25)
【 台湾見本市・展覧会情報 - 見本市 】
2020年7月17日より3日間、台中国際博覧センターにて2020TCFB台中が開催される。TAITRA主催。出展品目は茶、加工茶&茶製品、茶セット&茶加工機器コーヒー、コーヒー製品&機器、茶&コーヒーリフレッシュメント、農産物、魚介類、家畜、加工食品、ワインと飲み物、調味料&食品、ベーカリー製品と材料、ベーカリー原料、ベーカリー機器、冷凍およびケータリング機器等。詳しい情報は以下公式ウェブサイト参照。
HP : https://www.jetro.go.jp/j-messe/tradefair/detail/108181