【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2025年1月第3週TOPICS
【台日漁業委員会、14~16日に東京で開催 今年の操業ルールを協議/台湾-政治-】
(台北中央社)台湾と日本双方の窓口機関は14日から16日まで、「台日漁業委員会」第11回会合を東京都内で開催する。外交部(外務省)が10日、発表した。双方は台日漁業取り決めの適用水域における今年の操業ルールなどについて協議する。
会合は台日間で2013年4月に締結した台日漁業取り決めに基づき、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会と日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が原則的に毎年、台北と東京で交互に開催している。今回は日本側が主催する。
外交部は、双方の漁業者の海上における操業の秩序と安全を守るため、政府として資源の分かち合いや互恵協力の精神にのっとり、同委員会を通じて日本側と共に引き続き協議し、ウィンウィン(相互利益)の漁業操業ルールを模索していくとしている。:2025年1月13日
【台湾でインフルエンザ感染拡大 衛生福利部が予防呼びかけ–社会-】
台北中央社)衛生福利部(保健省)疾病管制署は14日、インフルエンザ様疾患で5日から11日に医療機関の外来診療を受けた人の数が延べ約13万9千人余りに達したと明らかにした。同署の関係者は、インフルエンザの感染状況が悪化傾向にあり、流行期を迎えているとし、感染予防を呼びかけている。
同署によると、7日から13日までに確認された新規の重症患者数は49人。昨年10月1日から今年1月13日までの重症患者数は累計461人で、このうち65歳以上の患者は56%を占めた。また死者数は累計101人に達した。インフルエンザの確定患者や死者の9割以上は今季にワクチンを接種していなかったという。
同署の曽淑慧(そしゅくけい)報道官はこの日の定例会見で、感染のピークは旧正月(今年は1月29日)前後になるとの見方を示し、1週間当たりの医療機関の受診者は延べ15万人に達する恐れがあると強調。速やかなワクチン接種を呼びかけた。:2025年1月15日
【青森のねぶた師制作の「巳年」作品、台南で展示 26日に点灯式/台湾–文化-】
(台南中央社)青森のねぶた師、諏訪慎さんが手掛けた今年の干支(えと)「巳」(み)のねぶたが南部・台南市で26日から展示される。台湾の人々にねぶたの魅力を伝える。
展示会場は同市北区の開基玉皇宮。潘宝淑北区区長は中央社の取材に対し、青森県は台南市の友好都市の一つだと紹介。清朝時代に現在の台南に置かれた「台湾府城」の建設から今年で300年を迎えることに触れ、ねぶたの展示は一連の関連行事の幕開けとなると話した。
展示は青森在住の台湾人、黄筱雯さんが取り仕切り、市民団体や民間人の協力を得た。
26日夜7時に点灯式が行われ、来月12日まで展示される。:2025年1月13日
【桃園空港、3時間前の到着呼びかけ 台湾は25日から春節の9連休–観光-】
(桃園空港中央社)桃園国際空港の運営会社は7日、日本の入国審査の一部を出発前に済ませる「プレクリアランス」を1月16日から2月12日まで実施すると発表した。台湾の航空会社4社が運航する特定便の利用客が対象で、日本到着後の審査にかかる時間が短縮される。
台湾では29日が旧正月で、前後の期間には海外旅行客の増加が見込まれる。プレクリアランスの対象になるのは、チャイナエアライン(中華航空)の高松、鹿児島便、エバー(長栄)航空の仙台、小松便、スターラックス(星宇)航空の函館、熊本便、タイガーエア台湾(台湾虎航)の函館、旭川、秋田、仙台、福島、茨城、新潟、小松、岡山、宮崎便など13空港に向かう134便に搭乗し、90日以内の短期滞在をする訪日客。国籍は問わない。
桃園空港の搭乗待合室で日本の職員が訪日客のパスポート確認や顔写真撮影、指紋採取などを行う。日本到着後は、本人確認ができれば速やかに入国可能となる。桃園空港では出発の30分前に受け付けを締め切るとして注意を呼びかけている。:2025年1月15日
【元西武・呉念庭、WBC予選の代表候補入り明かす 台鋼ホークスのイベントで/台湾–芸能スポーツ -】
(台北中央社)台湾プロ野球・台鋼ホークスは12日、台北市の台北ドームでファンイベントを開催した。元西武ライオンズの呉念庭内野手は、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場権をかけた予選の代表候補に選ばれたと明かした。
2月21日に始まる予選に先がけ、台湾代表は同月初旬から集中トレーニングを行う。トレーニングには35人が招集され、予選出場選手は28人に絞られる。トレーニングの参加選手は12日時点では昨年の国際大会「プレミア12」でキャプテンを務めた陳傑憲外野手(統一ライオンズ)のみが公表されているが、呉は曽豪駒代表監督から参加するよう連絡を受けたと話した。
呉は昨年8月、試合中に打球が顔面にぶつかって鼻骨骨折と眼窩底骨折を負い、シーズン中は治療に専念した。イベントでは元気な姿を見せ、すでに回復したため今年は試合に出られると語った。
また元日本ハムファイターズの王柏融外野手も12日のイベントでトレーニングへの招待を受けたと話していたが、13日に報道陣の取材を受けた際には招待を断ったとコメント。ホークスのキャプテンとしてチームを率いるのに専念したい姿勢を示した。:2025年1月13日