【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2025年7月第3週TOPICS
【李駐日代表、在日華僑団体の会合に出席 安全保障での台日協力強化訴え/台湾-政治-】
(東京中央社)李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)は12日、在日華僑団体「日本中華聯合総会」が東京都内で開催した懇親大会に出席した。台湾と日本は安全保障分野での協力を強化すべきで、中国が軍事力や威圧的手段によって現状を一方的に変えるのを許してはならないと強調した。
同会は日本で最大の華僑団体で、今年で創立80年を迎えた。
李氏はあいさつで、台湾の民主化の歩みは中国による脅威の中でも進み続けており、在外華僑や華僑団体による政府に対する固い支持こそが、台湾が前進し続ける最大の原動力になっていると言及。在日台湾人に対し、台湾が国際社会で直面している困難な状況を日本の友人に説明し、台湾に友好的な力を得るよう期待を寄せた。
また、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が6月に日本の排他的経済水域(EEZ)に進入したことなどに触れ、安全保障分野での協力強化の必要性を訴えた。:2025年07月13日
【桃園メトロ、利用者数増加 早朝・深夜に増発/台湾–観光 -】
(桃園中央社)桃園メトロ(MRT)は16日、空港線の利用者数が回復しているのを受け、21日から早朝と深夜の時間帯に列車をそれぞれ1本増発すると発表した。北部・桃園市の桃園国際空港の利用者や通勤客の利便性が向上するとしている。
増発するのは老街渓を午前5時33分に出発する台北駅行きと、午後11時50分に出発する空港第1ターミナル行き。台北駅行きは環北、高鉄桃園と空港ホテル以降の各駅に停車し、空港第1ターミナル行きは各駅停車となる。
桃園メトロによると、空港線の1日当たりの平均利用者数は、2023年に延べ9万210人だったが、今年は6月までに延べ12万6931人に達した。また今年1~5月の桃園空港の利用者のうち40.34%が空港線を利用し、昨年同期比で3.9ポイント増になった。
空港線では今年1月、台北駅を早朝に出発する臨時列車2本を運行し、うち1本は5月から定期化された。桃園メトロは今後も乗客の期待に応え、より便利な公共交通環境を整備したいとしている。:2025年07月16日
【復旧に励む台湾電力作業員に感謝 匿名の市民が飲食代支払う ドリンク店でもサービス–社会-】
(台北中央社)台風4号で大きな被害を受けた南部・嘉義県や台南市の一部地域では、電力の復旧作業が今でも続けられている。昼夜を問わず作業に当たる台湾電力(台電)の作業員に感謝の意を示そうと、嘉義県のドリンク店が台電作業員を対象にドリンクを無料提供するサービスを始めた他、台南市内の飲食店では作業員グループの来店時に居合わせた客が代わりに食事代を支払う出来事もあった。
台風4号は6日夜に嘉義県に上陸。台湾西部地域を縦断し、7日朝に台湾海峡に抜けた。台電によると、台風の影響で全国で電柱2500本超、送電塔3基が倒れ、電力被害のほとんどが嘉義県、嘉義市、台南市に集中した。停電戸数は嘉義県、嘉義市で計25万戸、台南市で19万戸に上った。14日午後4時現在、嘉義県で2326戸、台南市で2058戸が依然として停電している。
嘉義県水上郷のドリンク店は11日から、台電の作業員に無料でドリンクを提供するサービスを開始した。ドリンク店によると、店が省道沿いに位置していることもあり、毎日多くの作業車が被災地に向かうのを目にしていたという。作業員の中には桃園や東部・花蓮など遠方から派遣された人もおり、作業員が昼夜を問わずに作業に当たる姿に感動し、行動で支援しようと決めたと明かした。無料配布したドリンクは毎日数百杯にも上る。サービスは15日まで続ける。
ファストフードチェーン、マクドナルドもセットメニュー100食近くを台電嘉義対策センターに差し入れた。
来店客が台電作業員の飲食代を代わりに支払う出来事があったのは、台南市学甲区の牛肉麺店。13日夜9時ごろ、同店には台電作業員6人が来店した。その際、店に居合わせた男性客が会計時、台電作業員の飲食代として2000台湾元(約1万円)を店主に差し出した。店主はこの男性客に連絡先を尋ねたものの、男性は「結構です」と返事をし、立ち去ったという。
店の責任者が一連のやり取りをフェイスブックに投稿したことで明らかになった。
当事者の一人である台電新営区営業処職員によると、別の客が飲食代を置いていったと店側から聞き、温かい気持ちになったものの、辞退しようと考え、お金を手に男性の後を追った。だが男性はすでに車に乗り込んでおり、こちらに手を振ってから店を後にしたという。
この職員は、この数日、ドリンクや軽食の差し入れは度々あったものの、飲食代を支払われたことはなかったと明かす。男性の身元や連絡先が分からないことから、好意をありがたく受け取り、作業員を代表して感謝したいと話した。:2025年07月14日
【台北、世界14位の優れた留学先に QSベスト学生都市ランキング/台湾–文化 -】
(ロンドン中央社)英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が15日に発表した、世界各地の都市を留学の観点から評価する「ベスト学生都市ランキング」で、台北が14位に入った。前回から順位を12上げ、これまでの最高位となった。
ランキングは人口25万人以上で、QS世界大学ランキングにランクインした大学が2校以上ある都市が対象。魅力度、経済的負担、学生の多様性、企業活動、世界大学ランキング、学生の声の六つの分野から評価した。
教育部(教育省)の担当者は中央社の取材に応じ、同部として近年、さまざまな留学生の呼び込み策に取り組んでいると言及。各校と連携して親切で多文化的なキャンパス環境の実現を目指しているとし、例としてムスリムの学生が多い学校には礼拝スペースや戒律に沿ったハラル料理の提供を推進していると説明した。
また国家発展委員会と手を組んで、海外学生の誘致や卒業後のつなぎ留めを図る施策を昨年から実施していると述べた。
ランキングのトップ5は、韓国・ソウル、東京、英国・ロンドン、ドイツ・ミュンヘン、オーストラリア・メルボルンだった。台湾からは台北の他に、北部・新竹(71位)、南部・台南(92位)が上位100位に入った。:2025年07月16日
【世界ユニバ開会式 台湾代表はアルファベット順「T」で入場–芸能スポーツ -】
(ベルリン中央社)大学生世代の国際総合大会、世界ユニバーシティー夏季大会の開会式が16日、ドイツのデュイスブルクで行われた。台湾は五輪などと同様に「チャイニーズタイペイ」の名義で参加するが、開会式で各国代表がアルファベット順で入場する際には「C」ではなく「T」の順番で入場した。
台湾代表は「TEAM TPE」と書かれた白のTシャツをまとって入場。フェンシング男子の陳弈通とテニス女子の楊亜依が旗手を務めた。
台湾からはパリ五輪に出場した水泳男子(バタフライ)の王冠閎や陸上男子(走り幅跳び)林昱堂ら約200人が、15競技に参加する。前回成都大会(2023年)の金10、銀17、銅19を上回る成績を目指す。
27日までの開催。:2025年07月17日