【 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 】
2026年10月第1週TOPICS
- 【蕭副総統、大分県知事と面会 「台日協力一層強まっている」/台湾-政治-】
(台北中央社)蕭美琴(しょうびきん)副総統は1日、訪台した佐藤樹一郎大分県知事らと面会し、台湾積体電路製造(TSMC)の九州への投資に伴い、経済、産業、サプライチェーン(供給網)での台日双方の協力が一層強まっており、繁栄と経済成長を続ける重要な土台になっているとの認識を示した。
総統府によると、佐藤知事は大分県商工会議所連合会の吉村恭彰会長、日台関係の強化や発展などを目的に活動する「日本台湾親善協会」の会長、衛藤征士郎元衆院議員らと共に蕭副総統と面会した。
蕭副総統は、大分県と台湾は長年にわたり深い友好関係を維持していると強調。佐藤知事の母親が台湾生まれであることにも触れ、世代を超えた特別な縁があると語った。
また、台湾と九州はさまざまな自然災害が発生した際に、互いを気遣い、支援し合っているとし、まさかの時の友こそ真の友といったパートナー関係が示されていると述べた。
さらに、2017年にはアジア太平洋国会議員連合(APPU)総会出席のため、大分県を訪問したことを振り返り、現地の風景や文化、温泉などに深い印象を受けたと説明。多くの台湾人に人気の旅行先の一つだとし、今後も双方の人的往来や相互訪問を促進し、さらに各分野での交流を広げたいと語った。:2026年10月2日
- 【総統府上空を戦闘機など飛行 国慶日式典の予行演習 国防部、ごう音「心配しないで」/台湾–社会 -】
(台北中央社)国軍は30日朝、中華民国国慶日(国家の日、10月10日)を祝う式典の飛行パフォーマンスの予行演習を、会場となる台北市の総統府上空などで行った。予行演習はあと2回予定されている。国防部(国防省)は航空機のエンジン音が聞こえても心配せずに、手を振って声援を送ってほしいと呼びかけている。
午前6時20分から35分にかけ、天候確認のためにF16V戦闘機と多目的ヘリUH60M「ブラックホーク」が総統府上空を通過。その後、同7時40分までの間に、国旗をつり下げた輸送ヘリCH47SD「チヌーク」や、経国号(IDF)、ミラージュ2000、F16Vといった主力戦闘機、空軍のアクロバット飛行チーム「サンダータイガース」(雷虎小組)の国産高等練習機「勇鷹」などが次々と登場した。
この日の予行演習は本番の半分の規模で行われ、天候確認の2機を除くと計24機のヘリコプターや軍用機が使用された。
国慶準備委員会によると、10月2、5両日には本番と同規模の予行演習が行われる。5、7、8各日が天候不良の場合の予備日に設定されている。:2026年9月30日
- 【台湾作家節、11月に開催 台北と台南会場でイベント70超、業界人100人超が参加-文化-】
(台北中央社)作家や翻訳者、出版関係者ら100人超が参加する「台湾作家節」が11月6日から同22日まで開催される。台北市内で29日、記者会見が行われ、出席した李遠(りえん)文化部長(文化相)は、台湾の文学は「自身の歩むべき道を見つけた」とし、世界の舞台への道のりはそう遠くないとの考えを示した。
文化部(文化省)に属する国立台湾文学館(台南市)が主催する催しで、今年で2回目。国内外の文学関係者の交流が目的で、北部・台北と南部・台南の2都市をメイン会場とし、トークショーや展示、講演、映画上映など70余りの関連イベントが予定されている。英訳版が英国の文学賞「国際ブッカー賞」を受賞した小説「台湾漫遊録」の著者、楊双子(ようふたご)さんら国内の作家が登壇する他、オーストラリアやシンガポール、日本、韓国など海外からも作家や翻訳者が参加する。
作家出身の李氏はあいさつで、自身が文学業界で長く従事していたことから「文学は非常に寂しいもの」であることを知っているとした上で、だからこそ文学は業界を飛び出し、分野を超えてより多くの人に見てもらう必要があると語った。
また、世界に自分たちの文学を広めるには、他とは違うユニークなところを見つけなければならないとも指摘。台湾では近年、華語(中国語)以外に台湾語や台湾原住民(先住民)族の言語、客家(はっか)語など「自らの言語」で創作する作家が出始めていることに触れ、台湾文学の独自性が現われているとの見解を示した。
李氏は「文学とは土壌のように、一代一代継承されていくもの」だとし、文学は同イベントが初開催された昨年から1年で大きな一歩を踏み出したとし、今後も努力を続けていくよう呼びかけた。:2026年9月30日
- 【台湾と日本、環境ラベル「相互認証協定」締結 画像機器や情報機器で運用へ–経済-】
(台北中央社)台北市内にある環境部(環境省)庁舎で30日、台湾と日本の環境ラベルの運営機関による相互認証協定(MRA)の締結式が行われた。MRAの取り組みの第1弾として、画像機器や情報機器に適用される見通し。
MRAを締結したのは、台湾で環境ラベル「グリーンマーク」を運営する台湾環境・発展基金会と、日本で「エコマーク」を運営する日本環境協会。台湾環境・発展基金会は、同部の沈志修(ちんししゅう)常務次長(事務次官に相当)が董事長(会長)を務める。
双方は2004年に基本合意書を締結。具体的な運用方法や共通基準の設定方法などについて検討を重ね、昨年12月には相互認証促進に関する覚書を締結し、画像機器を対象品目として協議を進めることで合意した。
台湾環境・発展基金会によれば、MRAの対象となる製品にはコピー機、プリンター、スキャナー、コンピューターなどが含まれる。
今後は台湾か日本のどちらか一方で環境レベルの審査を通過した商品は、共通基準として双方間で合意に達している項目について相手先での審査が免除される。式典に出席した彭啓明(ほうけいめい)環境部長(環境相)は、認証の取得にかかるコストが大幅に削減されると語った。
日本環境協会の山縣秀則常務理事は、04年から双方間で続けてられてきた協議が長い時間を経て、実を結んだとして喜びを示した。:2026年9月30日
- 【台湾鉄道の台南駅周辺区間、18日に地下化 運行制御室や新型改札機など公開–観光-】
(台南中央社)台湾鉄路(台鉄)の台南駅周辺区間が18日に地下化される。交通部(交通省)鉄道局は1日、報道陣らに対し、運行制御室、中央監視室、新型改札機を設置した改札口などを初公開した。
地下化されるのは、大橋駅南端から大林路踏切の南側約600メートル地点までの全長8.23キロ。17日夜に線路の切り替え工事が行われる予定。
鉄道局の劉雲生副局長は、地下化される台南駅について、空間デザインに台南の歴史や文化の要素を取り入れただけでなく、軌道、電気機械、運行安全技術を統合して、軌道工事から運行制御、中央監視、トンネル換気システムまで一体となって安全で安定した運行を支えると語った。
同局南部工程分局の史春華分局長は、台南駅は新旧が融合した駅になるだけでなく、台湾では初めて中国語、英語、日本語、韓国語の4言語による案内表示を設置した駅だと紹介。新型改札口はさまざまな決済方法に対応すると語った。
また、商業エリアも整備するとし、地下駅の供用時には弁当販売店、コンビニ、ドラッグストアなど7店舗が開業する他、26年末までに新たに15店舗がオープンすると述べた。
同分局によれば、制御室には信号ユニットや制御盤、運行情報表示装置、電車線への送電制御スイッチ、駅全体の監視カメラ、運行調整用の有線・無線電話設備などが設置され、作業員が列車の位置や軌道、ポイントの状態をリアルタイムで把握し、運行状況に応じた列車の運行調整や緊急対応ができるようになる。
監視室ではトンネルと駅の中央監視システムを統合。換気や電力、入退室管理、照明、火災警報、エレベーター・エスカレーターの状況などを監視する。監視カメラの映像を通じて駅のコンコース、ホーム、トンネルの状態を確認。異常発生時や緊急事態の際には、警報を発し、関連設備を制御できるという。:2026年10月1日