【 台中空港、セントレアと友好空港に さらなる観光発展に期待集まる 】
台中国際空港(台中市)と中部国際空港(愛知県常滑市)は4月6日、台中空港で友好空港提携を結んだ。台湾と日本双方の中部地方では近年、自治体や観光団体など官民一丸となった国際交流が盛んで、観光発展の促進に期待が集まっている。台中空港が他空港と友好関係を結ぶのは初めて。双方の空港間にはこの日、マンダリン(華信)航空の定期チャーター便も就航。関連の記念式典に出席した林佳龍台中市長は、国際化の一里塚だとした上で、多くの日本人観光客の来訪を呼びかけた。中部国際空港の友添雅直社長は、台中と名古屋を結ぶ定期便の早期就航による相互送客の促進に期待を寄せた。(2017/4/6)
【 国境なき記者団、台北に事務局設置へ アジア初 台湾側も歓迎 】
国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF)は4月6日、アジア1カ所目の事務局を台北に設置すると発表した。選定理由には、台湾の地理的位置やアジア随一の報道の自由度などが挙げられている。行政院(内閣)の徐国勇報道官は4月7日、台北事務局の開設を歓迎すると述べた。同団体は報道の自由やジャーナリストの権利の保護を目的としている非政府組織(NGO)。1985年に創設され、パリに本部を置いている。台北事務局では中国大陸や日本、北朝鮮、韓国などの東アジア地域に焦点を絞る。尚、同団体が昨年発表した報道の自由度ランキングで、台湾は180の国・地域中51位で、日本(72位)を上回り、アジア1位に輝いている。(2017/4/7)
【 台北の縁結びの神様 日本や韓国からお礼の贈り物続々届く 】
縁結びのご利益があることで有名で、連日国内外から参拝客が訪れる「台北霞海城隍廟」(台北市)。近年は日本や韓国をはじめ、海外からお礼の贈り物が続々と届けられている。同廟は、古い建物が立ち並び、観光スポットにもなっている迪化街に位置する。縁結びの神様「月下老人」が祭られており、パワースポットとして世界にその名を馳せている。同廟のPR担当者によれば、海外からの贈り物で最も多いのは日本。品物は送り主の地元の物産品が大半だという。過去にはお好み焼きを持ってお礼参りに来た大阪からの参拝客もいたと担当者は明かした。月下老人は昨年、沖縄と静岡に“出張”。先月末から今月初旬にかけては再び静岡に出向いた。その際もお礼参りに来た日本人がいたといい、担当者は日本人の心持ちに驚きを示した。(2017/4/5)
【 屏東産アップルマンゴー大不作 昨年の台風が原因か 】
南部・屏東県で「早生のアップルマンゴー(愛文)」の収穫が他地域に先駆けて始まっているが、その収穫量が記録的な少なさとなり、現地からは戸惑いの声が聞かれている。行政院(内閣)農業委員会農糧署南区分署の姚志旺署長によれば、同県産アップルマンゴーの今年の生産量は通常の5~6割に留まるとのこと。また、今般の記録的不作は昨年同地を襲った台風の影響によるものとされている。気候条件に恵まれた同地ならではの「早生アップルマンゴー」は比較的高値で取引されるブランド品だっただけに落胆する関係者も少なくないが、現地では既に5月以降の生産量に期待をかけたいとの声も聞かれているとのこと。(2017/4/7)
【 古い建物を再活用 若者支援のクリエイティブ基地として整備へ 】
苗栗県政府が、苗栗市新倉街に残る旧台湾省糧食局苗栗倉庫の建物の再活用を計画している。地元の若者が才能を発揮できるクリエイティブ基地として整備する方針で、早期実現を目指す考えだ。同施設は一部が日本統治時代に建設された。事務所1棟と倉庫3棟に囲まれた中庭に3つの防空壕が残るなど、歴史の面影を垣間見られ、2016年には県の歴史的建造物に登録されている。県では建物の修復が終わり次第、職人養成所、農産物の即売所や有機栽培のコーヒー店、古本屋などとしての活用を視野に入れており、起業時に必要なコストの低減を図り、若者を後押ししたいとしている。(2017/4/6)
【 陳高雄市長が渡仏、アルストム社視察 鉄道技術の協力強化に期待 】
陳菊高雄市長は4月4日、鉄道車両製造のアルストム社(フランス)を訪問し、鉄道技術での協力強化に期待を示した。高雄市では市の中心部を結ぶ環状ライトレール(軽軌、LRT)の建設が進む。昨年には第2期区間(13.4キロ)の建設を請け負う中国鋼鉄(高雄市)が同社設計の車両を採用することを決めており、2018年8月にも第1陣が台湾に運ばれ、試験が行われる予定。陳市長は高雄メトロ(MRT)レッドラインの延伸やイエローラインの新設に触れ、高雄のクリーンな交通網の拡大とエコで持続可能な都市の建設に対して意気込みをみせた。(2017/4/5)
【 無人自動運転バス運行へ 10月から一般試乗可能に 】
高雄市政府交通局は、今年6月にも無人自動運転バス2両を導入し、10月から一般試乗を行う考えを示した。フランスの技術を持ち込む方針で、同局は「都市の公共交通サービスに変革をもたらす」としている。同局は自動運転バスについて、設置や運営にかかるコストが鉄道よりも低いほか、運行経路の変更などがしやすいとメリットを強調。陳菊市長とフランスの自動運転システム開発会社「イージーマイル」らが3日、協力覚書に調印した。陳市長は自動運転バスの導入後、高雄メトロ(MRT)やバスなどの公共交通と合わせて多様で地域に合った最先端の交通サービスを市民に提供して利用を促すと語り、交通事情の改善に期待を寄せた。(2017/4/5)
【 <空港線>正式開業から1カ月 毎日平均6万6000人が利用 】
桃園メトロ(MRT)空港線が正式開業してから4月2日で1カ月が過ぎた。同社によると、利用客数は毎日平均6万6000人。着実な増加がみられるとしている。3月2日から同28日までの利用者数は180万人を突破。平日より利用が多い休日には平均9万人が乗車しているという。同2日午前には、各駅で記念のカップケーキが乗客に配られた。1日までは全線で運賃が5割引となるキャンペーンを実施していたが、2日から平常通りに戻り、台北-桃園空港間は160台湾元(約590円)となった。今後は通勤需要に応えて運賃が最大4割引きになる定期券などを発行し、利用を呼びかけている。(2017/4/2)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年台中国際銘茶・コーヒー見本市 】
2017年7月7日より4日間、大台中国際会展中心にて2017年台中国際銘茶・コーヒー見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は台湾茶、製茶、茶加工品、ティーセット、製茶設備、コーヒー、コーヒー加工品コーヒー製造設備など多岐に渡っている。詳しい情報は以下硬式HP参照。