【 台湾人に最も多く検索された旅行先、トップ3全て日本 1位は東京 】
旅行検索エンジン、カヤック(KAYAK)が6月2日までに発表したレポートによると、2017年上半期、台湾人に最も多く検索された旅行先は東京だった。2位以下には、大阪、沖縄が続き、トップ3はいずれも日本となった。2016年度のランキングと比べて、沖縄は検索件数が最も増加した都市だった。年間を通して過ごしやすい気候であるのに加え、レンタカーの利用が便利な点が背景にあるとみられる。4位以下は、ソウル、香港、バンコク、マカオなど台湾から比較的近い都市がランクインしており、同レポートは台湾人の多くが短期間の旅行を主としているためと分析している。東南アジアの都市も台湾人の注目を集めており、マレーシアのコタキナバルや、ベトナムのホーチミンなどの検索件数も徐々に上がっているという。(2017/6/4)
【 台中市と愛媛県が友好交流覚書締結 自転車が取り持つ縁で 】
林佳龍台中市長は6月1日、日本の愛媛県庁舎で同県との友好交流覚書に署名した。林市長は、サイクリングや観光、文化、教育、産業など各分野で相互交流を深めていくことに期待を示した。台中市と愛媛県の縁を取り持ったのは自転車。林市長と中村時広知事はともにサイクリング愛好者。愛媛県には海峡を横断できる自転車道、瀬戸内しまなみ海道サイクリングロードがある。3月に台中市で台湾一周サイクリングイベントが行われた際、中村知事はこれに参加するために訪台。この時、台中市に本社を置く台湾最大手の自転車メーカー、ジャイアント(巨大機械工業)の劉金標前会長を通じて、林市長と面識を持ったという。林市長は、今後サイクリング関連イベントを通じ、日台往来人数を更に増加させたい、と意欲を示している。(2017/6/3)
【 在日台湾人17団体が「全日本台湾連合会」設立 蔡英文総統も祝福 】
在日台湾人団体17団体による組織「全日本台湾連合会」(全台連)が6月4日、発足した。蔡英文総統は祝電を送り、全台連が日台の友好関係を促進し、双方の友情を深めるために貢献してもらえればと期待を示した。全台連は在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、台湾独立建国連盟日本本部などによって設立。東京都内で行われた設立パーティーには、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(大使に相当)や中華民国僑務委員会の呉新興委員長、過去に総統府国策顧問を務めた金美齢氏、日本台湾交流協会総務部長の柿澤未知氏などが出席した。全台連の会長に選ばれた実業家の趙中正氏は「台湾優先、団結第一」を設立趣旨に掲げ、台湾人としての主体性を強く主張し、団結して日本と台湾の連帯感を強めたいと意気込んでいる。 (2017/6/5)
【 日本と中国大陸が関係改善へ 台湾の対日窓口機関、日台関係への影響否定 】
台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の張淑玲代理秘書長は6月6日、日本政府が中国大陸との関係を発展、改善させたい考えを表明したことについて、日本側は外交が「非ゼロサム」の関係であるのを望んでいるとし、台湾に対する日本の立場はその他の要素の影響を受けることはないと述べた。安倍晋三首相は先月31日、首相官邸で中国大陸の外交担当トップ、楊潔篪国務委員と面会した際、中国大陸との関係をさらに発展、改善させるため、共に努力していきたい考えを述べていた。張氏は外交部定例説明会で、北京側は日台関係の発展に対し、警戒の立場をとっているものの、日本側が一貫とした原則をもとに両岸(台湾と中国大陸)関係を処理しているとし、日本の立場や対応に理解を示している。(2017/6/6)
【 3万年前の航海再現プロジェクト、日台の研究チームが台東で進水式 】
約3万年前に人類が台湾から沖縄に渡った航海を再現しようと、日本と台湾の専門家らによる研究プロジェクトが進められている。研究チームは6月5日、試作した竹筏舟の進水式を東部・台東県で行った。将来的には、2019年を目途に台東県から沖縄県与那国島への航海実施を目指しているとのこと。本案は日本の国立科学博物館(科博)と台湾の国立台湾史前文化博物館(史前館)が共同で行っている同プロジェクト。沖縄では約3万年以上前の遺跡が発見されており、台湾から海を越えて移民してきた人々が暮らしていた可能性が指摘されているが、いまだ航海の詳細はまだ解明されておらず、今回のテスト航海でまた新たな発見が得られることが期待されているところ。(2017/6/6)
【 「日本と同じ味を」 博多ラーメンの一蘭、台湾店を現地メディアに公開 】
博多ラーメンの「一蘭」(福岡市)は6月6日、台湾1号店開業に先駆け、メディアに向けて店内を公開した。「日本と全く同じ」にこだわり、作り手も日本のスタッフを常駐させ、スープは日本から空輸するという徹底ぶり。座席カウンターなどでも日本のシステムをそのまま踏襲するとのこと。同社の海外広報担当者は、お一人様でも楽しめるエンターテインメントとして一蘭を台湾の人に体験してもらいたいと意気込みを示した。一蘭の海外進出は香港、米国に続き3カ国・地域目。広報担当者によると、日本の店舗に来店する外国人客のうち、台湾人が最も多く、以前から台湾への出店を考えていたという。(2017/6/6)
【 高雄メトロ 第1四半期の利用者数が過去最高 】
高雄メトロ(高雄捷運)の第1四半期の1日平均利用者数が、昨年の年間平均17万2400人を大きく上回る18万4500人に達し、過去最高となった。乗客増を追い風に、今年は1億台湾元(約3億6500万円)の黒字達成を目指す。同社公共事務処の石耀誠処長は、例年第2四半期は客足が伸び悩む傾向にあるが、年間平均18万1000人を今年の目標に掲げ、大型イベントを多数企画して利用者を増やしていきたいと意欲を見せている。同市交通局は、自動改札口が各種の交通系ICカードに対応できるサービスが始まったことや沿線に集客力の高い観光スポットができたこと、観光プロモーションなどが功を奏したものと分析している。(2017/6/6)
【 台湾の選りすぐりブランドを一堂に展示 東京で体感イベント6月16日から 】
台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)は6月16日から18日まで、台湾を代表するブランドの製品を集めた展示体感イベント「2017 TAIWAN EXCELLENCE」を東京都内で開催する。日本での開催は4回目。経済部(経済省)が優れた台湾ブランド製品に贈る「TAIWAN EXCELLENCE」を受賞した33社76製品を展示するほか、世界シェアの1/3を占める台湾製サックスフォンの演奏や台湾式獅子舞のパフォーマンスなどのステージも行い、台湾ブランドの魅力を日本の消費者に伝える。展示製品は世界初のVR対応リュック型PCや世界最薄のゲーム用ノートPCなど最先端技術を駆使したIT製品から、サックスや自転車、産業用製品、日用品、衣料品まで幅広い分野に及ぶ。(2017/6/6)
【 GLAYがステージ披露へ 6月24日開催の金曲奨授賞式 台湾で4年ぶりの演奏 】
ロックバンド、GLAYが台北市で6月24日に開催される第28回ゴールデン・メロディー・アワード(金曲奨)授賞式に、パフォーマーとしてゲスト出演することが同5日、分かった。GLAYが台湾でステージを披露するのは約4年ぶり。メンバーは「再び台湾に戻り、金曲奨という栄誉ある舞台に立てるのは非常に光栄」と喜びのコメントを寄せている。GLAYは2011年と2013年の2度にわたり台湾公演を開催。台湾にも熱烈なファンを多く持つ。また、メンバーが台湾で最も忘れがたいのはグルメで、金曲奨のイベント終了後にスタッフと美味しいものを食べに行く約束もしているという。金曲奨は台湾で最も権威ある音楽賞で、昨年の授賞式には日本から平井堅がゲスト出演した。(2017/6/5)
【台中の女性市議、「ワンダーウーマン」に変身 婚姻の平等を支持 】
台中市議会の頼佳微市議が6月5日、婚姻の平等に関する質疑の最中に、ハリウッド映画の女性スーパーヒーロー「ワンダーウーマン」に変身し、林佳龍市長や市議らを驚かせた。頼市議は、人々が互いに愛し、愛し続けることは自然現象であり、それを奇異の目で見る必要はないと婚姻の平等を支持する考えを示し、市政府に対し、同性婚が合法化される際にカップルに平等な福祉などを即時に提供できるよう、行政手続きなどを点検するよう求めた。林市長は、担当部署に関連の措置を検討するよう指示しているとし、市政府として全力で推進していく方針を示した。台湾では先月下旬、同性婚を容認する憲法判断が下され、2年以内の法改正が要請された。同市は2015年から、同性カップルの関係を認める同性パートナー登録制度を導入している。(2017/6/6)
【 台湾見本市・展覧会情報 ― 2017年台湾国際「水」見本市 】
2017年9月13日より3日間、高雄展覽館にて2017年台湾国際「水」見本市が開催される。中華民國対外貿易発展協会等の主催。出展品目は飲料水関連設備、浄水設備及び器材等関連商品、水周りの工具、水道関連部品、排水処理関連システム及び設備など多岐に渡っている。詳しい情報は以下公式ウェブサイト及び添付ファイル参照。
HP : http://www.aquataiwan.net/zh_TW/index.html