駐大阪弁事処が中華民国114年国慶節レセプションパーティーを開催

駐大阪弁事処は10月3日、「中華民国（台湾）114年国慶節レセプションパーティー」を開催しました。来賓には亀井亜紀子衆議院議員をはじめとする各党派の国会議員、日本中華聯合総会の羅鴻健会長、京阪神各地の華僑団体の代表、産官学関係者やメディア関係者など700名以上が出席しました。

洪英傑・処長は挨拶で、2025年大阪・関西万博に設置した「TECH WORLD館」が「生命（ライフ）」、「自然（ネーチャー）」、「未来（フューチャー）」の三大テーマを掲げ、台湾文化が持つソフトパワーを世界に向けて発信していることを紹介。そのうち「生命劇場（ライフシアター）」が最近、優れたパビリオンを表彰するワールド・エキスポオリンピック・コンペティションの「最も優れた展示またはディスプレイ部門」で銅賞を受賞したことは嬉しいニュースだったと述べました。

洪処長はまた、日本の『2025年版防衛白書』が中国の軍事活動の活発化を「前例のない最大の戦略的挑戦」と位置づけたことにも言及し、中国が台湾に対して武力攻撃に至らないグレーゾーン作戦や法律戦など複合的な作戦を仕掛け、台湾及び周辺国への圧力を強める中、台湾は引き続き自国の防衛力を強化し、近い理念を持つ国々と手を携えて、民主主義と自由の価値を共に守っていきたいと述べました。

洪処長はさらに、台湾と日本はいずれも自由と民主主義を享受し、苦難を分かち合うパートナーであると述べ、今年8月に台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表が初めて広島・長崎の平和記念式典に参加したことは、国際社会と共に平和を守るという台湾の意思を示すものだったと語りました。

洪処長は最後に、中国による国連総会第2758号決議の意図的な歪曲は断固非難すべきだとした上で、この決議が台湾と何ら関係がないことを強調しました。そして「台湾は台湾人の台湾であり、世界の台湾である」と述べ、WHO、ICAO、インタポールなど国際機関への台湾の参加について理解と支持を求めました。

会場では我が国の国慶節のプロモーションビデオ「しなやかな台湾」が放映されたほか、台湾の観光ブースが設置され、電音三太子が来賓をお出迎えし、宴会は「朝から晩まで、台湾グルメ」をテーマに、たまごクレープ、大腸包小腸(台湾風ホットドック)、新竹ビーフン、米糕(台湾風おこわ)などの台湾名物料理を提供したほか、「大阪中華学校国楽社」を招き、台湾の伝統民謡「高山青」、「月亮代表我的心」などを演奏しました。

挨拶する洪処長

「大阪中華学校国楽社」が高山青、月亮代表我的心などの台湾民謡を演奏

台湾観光ブース

大阪中華学校台日友好絵画展