台湾のグルメ、国際味覚審査機構による評定で高評価受ける

ブリュッセルに位置する国際味覚審査機構（International Taste & Quality Institute, iTQi）では、ミシュランガイドや一流シェフ、欧州各国の料理専門家を招いて毎年、世界の食品や飲料品に対する評価を行っており、今年台湾の食品は106点が「優秀味覚賞」の認証を受けた。

iTQiによる「優秀味覚賞（Superior Taste Award）」は一ツ星から三ツ星の三段階に分けられている。最高は三ツ星で、「究極のおいしさ」と呼べることを表す。今年台湾からは34種類の製品が三ツ星の最高栄誉に輝いた。主には茶葉だった。

三ツ星の認証の他、今年は台湾の二つのお茶メーカー（農家）、「大藝好茶」と張三我さんの「高冷四季茶」が、3年連続で三ツ星を受賞した製品に与えられる、より高度な栄誉の「クリスタル味覚賞（Crystal Taste Award）」を獲得した。

台湾中部・南投県のお茶農家である張三我さんは、3年連続で三ツ星認証を受けたことで、ステージに上がって「水晶風味賞」を受け取ることができたと説明、ブリュッセルでのコンクールに参加する主な目的は、台湾の茶製品を世界にPRし、台湾のことを世界に知ってもらいたいからだと話した。

中華民国（台湾）の食品や飲料品で賞を受けるものは近年増え続けており、今年、iTQiは参加した83カ国の中から、中華民国を「年度テーマ国」に選出した。今年の評定には83カ国の食品及び飲料品1,989点が参加。そのうち1,372点が賞を受けた。単一のメーカーが様々な製品で複数の賞を受けることも可能。今年、台湾で認証を得られた製品の範囲は広く、最も多かった茶業以外に、しょうゆ、「懐かしい味」の「肉燥（肉そぼろ）」、鶏スープ、コーヒー、ヌガー、「香酥脆椒（唐辛子のチップス）」、イオン水、オートミールなどが含まれる。

Taiwan Today：２０１７年６月１５日

写真提供：中央社
ブリュッセルに位置する国際味覚審査機構による評定で、今年台湾の食品・飲料品は106点が「優秀味覚賞」の認証を受けた。また、茶業では3年連続「三ツ星」の「クリスタル味覚賞」も受賞。写真は台湾の受賞者たち。