7/26 高木波恵先生（108歲）感謝状贈呈記録

高木波恵先生（108歲）感謝状贈呈記録一2017.7.26
高木波恵さんは、熊本県玉名市出身、今年108歲。戦前（1929至1939）台中市の烏日公学校（国民小学校）で国語の教師だった。当時の彼女の生徒達は、90歲以上の高齢となり、多くの人はすでにこの世を去った。昨年台中市政府と日本朝日新聞との協力で遠距離のテレビ対談が実現した。高木先生は、学生達と約70年ぶりの再会となった。まさに隔世の感があり、テレビ対談通して皆んなが感動の涙を流す様子は、今でも印象深い。
高木老先生は彰化鹿港小学校から台北北一女中学校まで辜振甫氏のお姉さんと同じ学年、学級の親しい友人であった。辜家は今もなお、彼女と緊密な関係を築いている。姪にあたる黃辜杏苑氏が每年必ず台湾なら玉名市に訪れ、先生に長寿贈り物として「壽比南山」の額や絵画、写真等を届けている。
今日は、駐福岡辦事處戎義俊處長は、昨日赴任したばかりの総務部長洪臨梂と、車で2時間かけて高木先生の家に訪れ、台湾政府を代表して感謝状及び記念品を贈呈した。玉名市役所、朝日新聞、熊本日日新聞、ひまわりテレビが取材、収録に来ていた。高木先生は、台語を用いて：「ㄌㄨㄛ、ㄌㄞˋㄌㄨㄛ、ㄌㄞˋ」）謝謝、謝謝」感謝の意としてお礼を繰り返した。ベットに横になっているが、元気でしっかりしている。先生の娘、高木恵子さんは、78歲、息子さんの高木保明さんは、68歲で常にそばで寄り添って、親孝行だ。恵子さんは、「湾生」で、6歲まで台中で過ごした。戎處長の手を取り、中華民国国歌：「三民主義、吾黨所宗、、、貫徹始終。」と一字も間違えず、流暢な発音で歌った。
每年高木先生の学生の孫たちは、台中から玉名市に慰問訪問している。この様な台日の民間の絆は、根強く、これからも今での様に長く続いていく、台日関係が緊密である事を示す。
戎處長は、「縁は異なもの味なもの，日台兩國の縁を絆として、大切にしましょう！」。中文；「緣份是很奇特又味道雋永的東西；台日兩國的緣份成為聯索，讓我們一起珍惜吧！」と色紙に記した。人と人の間、地域と地域の間、国と国との間には、必ずきっかけとなるきっかけがあり縁として結ばれ、緊密な関係が築かれる。
戎義俊2017.7.26.13：00