李逸洋・駐日代表が「東京プライド2025」パレードに参加

　李逸洋・駐日代表は6月8日、「台湾レッドリボン基金会」および「台湾伴侶権益推動聯盟」らとともに「東京プライド2025」のパレードに参加し、台湾の民主主義の柔軟性および多様性と権利平等の支持を示した。李代表は、「台湾は引き続き国際社会と手を携え、自由と平等、多様性・公平性・包括性の普遍的価値を推進していく。ジェンダーと性的指向の差異に対する理解と寛容を促進し、一人一人が勇気を持って幸福を追求し、自分らしくあることを恐れなくてよいように取り組んでいく」と強調した。

　メディアの取材に答えた李代表は、「世界で40近い国の全域または一部地域で同性婚制度が実施されている。台湾では2019年に法制化・実施され、アジアで初めて同性婚を認める国となった。これは『結婚の平等』実現の先例となり、これまでに1万2000組を超える同性カップルが婚姻届を提出した」と述べた。

　さらに李代表は、台湾の民主化を推進していくと同時に、ジェンダー平等と女性の権利保障も深まっており、台湾はOECD（経済協力開発機構）「社会制度・ジェンダー指数（SIGI）」がアジア首位、世界第6位となり、国会（立法院）における女性議員（立法委員）の割合も42％に達したと強調した。また、李代表は、2002年に行政院人事行政局長を務めていた際に「金馨賞」を創設し、台湾の中央政府と地方自治体のジェンダー平等推進を奨励する重要な賞となり、今年で第24回となることを説明した。

　李代表は、涂醒哲医師が創設した「台湾レッドリボン基金会」、並びに「台湾伴侶権益推動聯盟」が、長年にわたりエイズ予防、ジェンダー教育、結婚の平等などの推進に取り組み、台湾におけるジェンダー平等および公衆衛生の進展と実践を世界に向けて分かち合ってきたことに感謝の意を表した。

李逸洋・駐日代表と「台湾レッドリボン基金会」、「台湾伴侶権益推動聯盟」のイベント参加者ら