謝長廷・駐日代表が『湾生回家』日本初上映会に出席

挨拶する謝長廷・駐日代表

謝長廷・駐日代表（左２）、湾生の１人の松本洽盛さん（右２）

　台北駐日経済文化代表処の謝長廷・代表は１１月１２日午前、東京・神保町にある「岩波ホール」で日本初公開となった台湾のドキュメンタリー映画『湾生回家』の初日上映会に出席した。上映前にあいさつした謝・駐日代表は、「この映画を以前台湾で見たことがあり、非常に感動すると同時に、日本の多くの方々にも見ていただきたいと思った。本日、それが実現し嬉しい」と語り、この映画の日本各地での上映を通して、台日間の交流ならびに絆がより一層深まるよう期待の意を表した。

　謝・駐日代表は、この映画に感動した理由について、「湾生たちの台湾を愛する感情の深さ、もう１つは台日の歴史的な絆の深さがこの映画を通してしみじみと伝わってくるところだ」と紹介した。当日の会場にはこの映画に出演した湾生の１人の松本洽盛さんや湾生の家族らも駆けつけた。

　湾生とは戦前の台湾で生まれ育った日本人を指す言葉で、この映画はこれらの人々が終戦後、日本へ引き揚げ、長い歳月を経た現在もなお変わることのない、台湾への深い尽きせぬ思いなどを描いた作品だ。

«２０１６年１１月１４日»