台湾の８県市が合同で台湾農産品・食品の魅力をＰＲ

左より、江宏傑選手、葉恵青・新北市副市長、丁彦哲・雲林県副県長、林佳龍・台中市長、張花冠・嘉義県長、林聡賢・行政院農業委員会主任委員、謝長廷・駐日代表、陳菊・高雄市長、潘孟安・屏東県長、涂醒哲・嘉義市長、張政源・台南市副市長、黄志芳・中華民国対外貿易発展協会董事長（会長）、徐大衛・経済部国際貿易局副局長

　アジア最大級の食品関連見本市である第42回「国際食品・飲料展」（FOODEX JAPAN 2017）に出展する台湾の高雄市、台中市、台南市、嘉義市、嘉義県、屏東県、新北市、雲林県など８県市および台湾行政院農業委員会（農林水産省に相当）による台湾農産物・食品をＰＲする記者会見が３月６日、千葉市内のホテルで開催された。

　同会見で挨拶した台北駐日経済文化代表処の謝長廷・駐日代表は、「日本ではちょうど（毎月最終金曜日の早めの退勤を奨励する）プレミアムフライデー制度が始まったばかりで、日本の調査では、２日半の休みを利用した行きたい海外旅行渡航先のトップに台湾が選ばれ、その最大の魅力は台湾の美食である」と述べ、台湾の食品を通した台日交流のさらなる深まりを期待した。

　行政院農業委員会の林聡賢・主任委員（閣僚級）は、これまで台湾の農産品の安定供給と品質確保の体制を確立して輸出販路の開拓をサポートしてきたことを説明し、台湾の優良な農産物が日本で受け入れられるよう引き続き努力していくことを強調した。

　中華民国対外貿易発展協会（台湾貿易センター）の黄志芳・董事長（会長）は、日本は台湾にとり第２の農産食品輸出市場であり、日本は重要な貿易パートナーであると述べ、台日両国の良好な農産食品交流の発展を期待した。

　台湾８県市を代表して挨拶した陳菊・高雄市長は、今年の台湾農作物は豊作で、輸出が増えることは農漁民の活力アップにつながり、生産力と価値を向上させることを通して、台湾農業の持続可能な発展を目指したいと述べ、安全、安心、高品質の台湾の食品をＰＲした。

　このほか、潘孟安・屏東県長、張花冠・嘉義県長、涂醒哲・嘉義市長、林佳龍・台中市長、張政源・台南市副市長、丁彦哲・雲林県副県長、葉恵青・新北市副市長がそれぞれ挨拶し、各県市の特産品を紹介した。

また、同会見では、昨年卓球選手の福原愛さんと結婚した台湾の卓球選手・江宏傑さんも台湾優良農産物ＰＲ大使として登壇し、福原愛さんも好きな台湾野菜やフルーツを紹介しながら、雲林のレタス、ニンジン、高雄のパイナップル、バナナ、台中のドライリュウガンなどの台湾各地の食材が使われている「宏傑の“愛のサラダ”」を実演した。

江宏傑さんが台湾産野菜とフルーツのサラダを披露

《２０１７年３月７日》