外交部(日本の外務省に相当)の委託を受けて、台湾の民間シンクタンクである財団法人両岸交流遠景基金会(Prospect Foundation)、米国の新アメリカ安全保障センター(Center for a New American Security、略称CNAS)、日本の笹川平和財団はきょう(30日)、台湾北部・台北市にあるシャングリ・ラ・ファーイースタン・プラザ・ホテル台北 (台北香格里拉遠東国際大飯店)にて「インド太平洋安全保障対話」を開催した。「共同推動自由與開放的印度太平洋区域(=「自由で開かれたインド太平洋戦略」を共同で推進する)」がテーマ。台湾、米国、日本の国会議員や学者、専門家らが対話を通し、インド太平洋地域の秩序において台湾が果たす前向きな役割を浮き彫りにするのが狙い。
会議では台湾、米国、日本の国会議員が、インド太平洋地域のビジョンについて対話を行った。また、2013年までNATO(北大西洋条約機構)の欧州連合軍最高司令官をつとめていたジェームズ・スタヴリディス(James G. Stavridis)氏、今年4月までホワイトハウスで大統領副補佐官(国家安全保障担当)を務めていたナディア・シャドロー(Nadia Schadlow)女史が、それぞれオープニングセレモニーとランチセッションの基調講演を担当した。ジェームズ・スタヴリディス氏は制海権の視点から、インド太平洋の地政学と台湾の役割について分析。ナディア・シャドロー女史は、トランプ政権の「インド太平洋戦略」の政策決定に関わった自身の経験と観察について語り、「インド太平洋戦略」という思考がもたらすチャンスについて説明した。
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外交部(日本の外務省に相当)の委託を受けて、台湾の民間シンクタンクである財団法人両岸交流遠景基金会(Prospect Foundation)、米国の新アメリカ安全保障センター(Center for a New American Security、略称CNAS)、日本の笹川平和財団はきょう(30日)、台湾北部・台北市にあるシャングリ・ラ・ファーイースタン・プラザ・ホテル台北 (台北香格里拉遠東国際大飯店)にて「インド太平洋安全保障対話」を開催した。写真中央は開幕式で祝辞を述べる外交部の呉釗燮部長(=大臣)。