世界ロボット五輪WRO、台湾は金2、銀2、銅１

　自律型ロボットによるロボットコンテストWRO（ワールド・ロボット・オリンピアード）が16日から18日まで、タイのチェンマイで開催された。世界65カ国・地域の代表チームが出場する中、台湾は金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した。

　今年のWROには、台湾で開催された全国大会を勝ち抜いた21チーム、145名が出場。3日間のコンテストの結果、「台湾雄讃」がフットボール部門で金メダル、「金色太陽」がレギュラー部門高校生組で金メダル、「哈雷戦士」が大学生組で銀メダル、「Amoeba」がレギュラー部門中学生組で銀メダル、「再来点兎子嗎？」が大学生組で銅メダルを獲得した。

　WROはWorld Robot Olympiad Associationが主催するもので、創意工夫、コンピュータ情報と科学原理を融合させた国際コンテスト。レギュラー、オープン、フットボール部門が用意されている。

　レギュラー部門の出場者は、プログラムを書き、それに基づいてロボットを組み立てる必要がある。オープン部門はテーマに基づきロボットを設計し、模型を組み立てる。この2つの部門は年齢別に「We Do組（10歳以下）」、小学生組、中学生組、高校生組、上級組（Advanced）に分かれている。フットボール部門は年齢混成で、出場者が設計したロボットを使ってフットボールの試合を行う。

　台湾は2017年にコスタリカで開催された大会で、フットボール部門での金メダルと銀メダルを含む、合計9個のメダルを獲得したことがある。今年の出場者は各年齢層をバランス良くカバーし、且つ非常に良い成績を残している。これは、台湾の科学教育の多様化、コンピュータによる建設的教育の成果の表れと評価することができる。

Taiwan Today：２０１８年１１月２０日

写真：台北駐タイ経済文化弁事処提供、中央社
　自律型ロボットによるロボットコンテストWRO（ワールド・ロボット・オリンピアード）が16日から18日まで、タイのチェンマイで開催され、台湾は金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した。