外交部が感謝、G７サミット首脳宣言で初めて台湾海峡の平和と安定に言及

　英コーンウォールで開かれた第47回主要７カ国首脳会議（G７サミット）が13日夜、一連の日程を終えた。閉幕後に発表された首脳宣言では初めて、台湾海峡の平和と安定の重要性が明記され、また両岸問題の平和的解決を促すことが盛り込まれた。首脳宣言に台湾に友好的な文字が盛り込まれるのは、G7の前身であるG6時代を含めても1975年以来、46年の歴史で初めてのこと。中華民国（台湾）外交部（日本の外務省に相当）は14日にニュースリリースを発表し、G7各国の首脳およびEU（欧州連合）のリーダーが具体的行動によって台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したとして、「これを心から歓迎し、厚く感謝する」と述べた。ニュースリリースの概要は以下の通り。

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　今年4月の日米首脳会談、5月の米韓首脳会談、日EU首脳協議、主要7カ国（G7）外相会合、6月の日豪外務・防衛担当閣僚協議（2プラス2）に続き、主要7カ国の首脳とEUのリーダーが改めて台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。これは、台湾海峡の平和と安定を維持するということが、すでに米、日、英、仏、独、伊、カナダ、EUなど世界の主要な民主国家の首脳およびリーダーの高い共通認識であることを浮き彫りにした。また、台湾海峡の平和と安定が「自由で開かれたインド太平洋地域」を実現するために不可欠であることを裏付けた。

今回のG7サミットは新型コロナウイルスの感染拡大後、初めて対面式で開催された首脳級の国際会議。各国は新型コロナウイルスワクチンの接種、ポストコロナ時代に向けた景気回復、グローバル・サプライ・チェーンのレジリエンス（強靱性）強化、気候変動など重要な議題について議論を繰り広げた。

Taiwan Today：２０２１年６月１５日

写真提供：外交部
　英コーンウォールで開かれた第47回主要７カ国首脳会議（G７サミット）は13日夜、一連の日程を終えた。閉幕後に発表された首脳宣言では初めて台湾海峡の平和と安定の重要性が明記された。外交部はこれを受けて謝意を示した。写真は外交部本庁舎のエントランス。