謝長廷・駐日代表が台湾から「お返し」のマスク124万枚寄贈式に出席

写真右より小野克典・埼玉県桶川市長、富岡勝則・埼玉県朝霞市長、吉田信解・埼玉県本庄市長/日台共栄首長連盟幹事長、謝長廷・駐日代表、林月理・僑務顧問、宮田功健（陳建龍）宮田歯科医院院長、趙中正・全日本台湾連合会会長、中原恵人・埼玉県吉川市長

　台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は9月17日、埼玉県で開催された台湾からのマスク寄贈式に立ち会い、「今回の行動は、助け合いの大切さと、国際協力の最高の模範を示すものとなった」と述べ、このようなポジティブなエネルギーが台日双方の「善の循環」となり、地方の草の根に深く浸透し、次の世代へと継承され、拡がっていくことに期待を示した。

　今年６月に日本から第一弾として贈られた124万回分のワクチン支援に感謝の意を表するため、台湾の「易廷企業」は「お返し」としてマスク124万枚を生産し、日本に寄贈した。これらのマスクは日本在住の台湾の僑胞らの協力を得て日本各地82自治体の社会的弱者や学校等に届けられる。

台湾からのマスク提供に感謝の言葉を述べる吉田信解・埼玉県本庄市長/日台共栄首長連盟幹事長

　同寄贈式では林月理・僑務顧問（日本中華聯合総会前会長）、宮田功健（陳建龍）宮田歯科医院院長らが台湾側を代表し、寄贈目録を吉田信解・日台共栄首長連盟幹事長/埼玉県本庄市長に手渡した。同寄贈式には富岡勝則・朝霞市長、小野克典・桶川市長、中原恵人・吉川市長ら埼玉県内のマスク寄贈を受ける自治体の市長らも出席した。

　吉田市長は、今回の台湾からのマスク支援に感謝の意を表すとともに、市町村長レベルから台湾との友好交流を進めていく「日台共栄首長連盟」の発足により、日本の地方自治体と台湾との関係を今後より一層深めていくことに意欲を示した。吉田市長は、マスクを詰めた箱に書かれた「日台友好日本ありがとう！」の心遣いにも感謝し、台湾語で「台湾がんばろう！日本がんばろう！」と声援を送った。

台湾から届けられた友好のマスク

《２０２１年９月２１日》