「中華民国留日東京華僑婦女会」主催の「慶祝国際婦女節大会」に謝長廷・駐日代表が出席

　国際女性デーの3月8日、台北駐日経済文化代表処（以下、駐日代表処）の謝長廷代表は、中華民国留日東京華僑婦女会（以下、留日東京華僑婦女会）が都内のホテルで開催した「慶祝国際婦女節大会」に出席した。謝・駐日代表は、あいさつの中で、「台湾の女性の地位は高い。総統が女性であり、立法委員（国会議員）の４割も女性だ。これは進歩した文明社会であると言える」と述べた。さらに、留日東京華僑婦女会が、政府および駐日代表処を支持していることにも感謝の意を表した。

　ロシアによるウクライナ侵攻など戦争と女性についても言及し、「戦争で最もしわ寄せを受け傷つくのが女性だ」と強調した。さらに、「アジア地域の経済発展は、この何十年間にわたる平和によってもたらされた。平和は国際社会の核心的利益だ」と述べ、平和を守ることを共に訴えていこうと呼びかけた。

　留日東京華僑婦女会の林鍾貞蓮・会長は、3年ぶりに同大会が開催できたことに感謝の意を表した。長い歴史を持つ留日東京華僑婦女会はこれまで、団結と親睦を深めることを目指し、様々な活動をしてきたと振り返り、今後も会員らの協力の下、会の発展と社会のために活躍していきたいとあいさつした。

　同大会には僑胞団体の各リーダーらも来賓として出席し、林月理・中華民国僑務委員会僑務委員、陳五福・亜洲台湾商会聯合総会総会長が登壇して祝意を述べ、荘海樹・台湾同郷協同組合理事長が乾杯の音頭をとった。

　同大会の中では、故李北川氏収蔵作品の寄贈式も行われた。留日東京華僑婦女会の副会長を務める李陳秀鳳・副会長のご主人、李北川氏が生前所蔵されていた台湾の著名な画家、張木養氏の台湾先住民を描いた作品が駐日代表処に寄贈された。会場では故李北川氏と李陳秀鳳・副会長のご子息で、大崎ロータリークラブ会長である喜多川和彦氏から作品が謝・駐日代表に手渡された。

謝長廷・駐日代表（前列左6）、留日東京華僑婦女会の林鍾貞蓮・会長（同5）

謝・駐日代表

林鍾貞蓮・留日東京華僑婦女会会長

故李北川氏収蔵作品の寄贈式。ご子息の喜多川和彦・大崎ロータリークラブ会長（左）から謝・駐日代表（右）に手渡された

《２０２３年３月９日》