蔡明耀・駐日副代表が「台湾行政院農業委員会農糧署・茨城県内自治体首長 交流会 / 台湾バナナ普及推進感謝交流会」に出席

蔡明耀・駐日副代表が「台湾行政院農業委員会農糧署・茨城県内自治体首長交流会 / 台湾バナナ普及推進感謝交流会」に出席

　台北駐日経済文化代表処の蔡明耀・副代表は6月5日、茨城県水戸市で開かれた「台湾行政院農業委員会農糧署・茨城県内自治体首長交流会 / 台湾バナナ普及推進感謝交流会」に出席した。蔡・駐日副代表は、謝長廷・駐日代表からのメッセージを伝えた。この中で、長年にわたり山口伸樹・笠間市長をはじめ、近隣の市町村などがバナナなどの台湾産フルーツを小中学校の学校給食に提供し、それにより台日間の食育協力を推進し、相互の理解を深めていることに感謝の意を示した。

　この度の交流会は行政院農業委員会農糧署（以下、農糧署）の胡忠一署長をトップとする訪問団が茨城県を訪れたことから開催された。交流会には大井川和彦・茨城県知事をはじめ、日台共栄首長連盟茨城県支部代表の山口伸樹・笠間市長ら同連盟に加盟している県内15の自治体首長および県内の学校給食に台湾バナナを提供している自治体の首長らが出席した。

　胡忠一・農糧署長は、笠間市との交流をきっかけに、県内の3つの自治体で台湾バナナの学校給食提供が始まり、提供する県内の自治体も年々増加していることに感謝の意を表した。さらに、「台湾は果物の宝庫として知られている。バナナのほかにも芯まで食べられ糖度の高い台湾産パイナップルなども今後、県内の学校給食に提供していきたいのでご支援いただきたい」とアピールした。

　大井川知事は、昨年台湾で、東日本大震災以来続いた茨城県産などの食品の輸入規制が緩和されたことから今年2月、訪台しトップセールスを行ったことを紹介した。この時には台湾メディアのみならず、茨城の地元メディアからも大きく取り上げられたことで、多くの県民が台湾の良さを認識したと説明し、「今、台湾と茨城はかつてないほどに相互の往来や物産の取引も拡大し、非常に盛り上がっている。これを末永く発展させていきたい」と強調した。

　山口伸樹・笠間市長はあいさつの中で、茨城県は知事をはじめこの日の交流会に出席している首長は台湾との交流を望んでおり、これまでにも積極的に交流を進めてきたと紹介し、「自治体と県が一体となり交流を深めていきたい」と期待を寄せた。

右から蔡明耀・駐日副代表、大井川和彦・茨城県知事、胡忠一・農糧署長

右から蔡明耀・駐日副代表、山口伸樹・笠間市長、胡忠一・農糧署長

謝長廷・駐日代表のメッセージを読み上げる蔡明耀・駐日副代表

各自治体からの記念品が贈呈された。前列は台湾からの訪問団一行

会場には台湾の農産品、加工品などを紹介するコーナーも設けられた

《２０２３年６月６日》

蔡明耀・駐日副代表が「台湾行政院農業委員会農糧署・茨城県内自治体首長 交流会 / 台湾バナナ普及推進感謝交流会」に出席

蔡明耀・駐日副代表が「台湾行政院農業委員会農糧署・茨城県内自治体首長交流会 / 台湾バナナ普及推進感謝交流会」に出席