東京国際映画祭で台湾特集「台湾電影ルネッサンス2023」

台湾文化センターと日本映画大学が共同制作した『台湾映画―ポストニューシネマ時代の監督ガイド』

　第36回東京国際映画祭が10月23日に開幕し、東京宝塚劇場で開催されたオープニングセレモニーに、台湾から来日した『成功補習班』（原題：成功補習班）の藍正龍（ラン・ジェンロン）監督、『青春の反抗』（原題：青春並不温柔）の蘇奕瑄（スー・イーシュエン）監督、主演女優の葉曉霏（イェ・シャオフェイ）さん、『離れていても』（原題：但願人長久）の主演俳優の呉慷仁（ウー・カンレン）さんらがレッドカーペットを歩いた。

　同映画祭では今年、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターと提携し、台湾特集「台湾電影ルネッサンス2023」として、藍正龍監督『成功補習班』、蘇奕瑄監督『青春の反抗』、九把刀（ギデンズ・コー）監督『ミス・シャンプー』（原題：請問、還有哪裡需要加強）、蕭雅全監督『Old Fox』（原題：老狐狸）の４作品を上映した。また、同映画祭開催に合わせて台湾文化センターは日本映画大学と協力してポストニューシネマ時代の台湾映画監督やその作品などを紹介する「台湾映画―ポストニューシネマ時代の監督ガイド」を刊行し、各国の映画関係者やメディア関係者に配布した。

『青春の反抗』の蘇奕瑄監督（左）と主演女優の葉曉霏さん（右）
（写真提供：東京国際映画祭）©2023 TITF.

　今回の東京国際映画祭は10月23日～11月1日に東京都心の日比谷、有楽町、丸の内、銀座などの映画館で開催され、台湾からは「台湾電影ルネッサンス2023」の特集上映のほか、「ワールド・フォーカス」部門で李鴻其（リー・ホンチー）監督『愛は銃』（原題：愛是一把槍）も上映された。

《２０２３年１１月１日》