ボクシング女子66キロ級で陳念琴選手が銅メダル、台湾は金１、銅4に

　パリ五輪は第12日の6日、卓球女子団体で台湾が準々決勝進出を決めた。一方で卓球男子団体は日本に負けて、準々決勝敗退となった。ボクシング女子66キロ級の準決勝では、陳念琴選手が中国の選手に負け、銅メダル確定となった。現時点で台湾のメダル獲得数は金１、銅4の計5個、メダルランキングは37位。

卓球女子団体
　卓球女子団体の決勝トーナメント（16強）、台湾からは鄭怡静選手、陳思羽選手、簡彤娟選手が出場し、オーストラリアと戦った。卓球の団体戦はダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となる。第1試合のダブルスには陳思羽選手と簡彤娟選手のペアが出場し、オーストラリアにゲームカウント3対0でストレート勝ち。第2試合のシングルスも鄭怡静選手が3対0でオーストラリアを制した。続く第3試合には陳思羽選手が出場し、ゲームカウント3対2で勝利した。その結果、台湾はオーストラリアに3対0で勝ち、準々決勝進出を決めた。準々決勝は台湾時間7日午後9時より行われ、中国と対戦する。

卓球男子団体
　卓球男子団体は6日、準々決勝が行われ、荘智淵選手、林昀儒選手、高承睿選手が出場して日本と戦った。第１試合のダブルスは台湾の荘智淵選手と高承睿選手のペアが、日本の篠塚大登選手、戸上隼輔選手のペアと戦った。台湾は最初の2ゲームを7-11、5-11で落とし、第3ゲームの中盤で9-9まで持ちこたえたが、最後は9-11で負けを喫した。第2試合のシングルスでは台湾の林昀儒選手と日本の張本智和選手が対戦。最初の4ゲームで互いに2ゲームずつ奪ったが、迎えた第5ゲームで林昀儒選手が11-6で日本の張本智和選手に勝った。第3試合は台湾の高承睿選手と日本の戸上隼輔選手が戦い、5-11、7-11、5-11のゲームカウント0対3でストレート負け。第4試合は台湾の荘智淵選手と日本の張本智和選手が対戦しが、やはり7-11、8-11、9-11のゲームカウント0対3で負けた。最終的に台湾は１対3で日本に負け、準々決勝敗退となった。

ボクシング女子66キロ級
　悪性リンパ腫を克服してリングに戻ってきたことから「抗癌女拳王」と呼ばれる陳念琴選手が銅メダルを獲得した。ボクシングは3位決定戦がないことから、準決勝に進んだ時点でメダル獲得が確定していた。メダルの色をかけて戦った準決勝で、陳念琴選手は中国の楊柳選手と対戦。1－4で判定負けした。決勝進出は逃したものの、これにより銅メダルが確定した。

Taiwan Today：２０２４年８月７日

写真提供：教育部体育署
　パリ五輪は第12日の6日、卓球女子団体で台湾が準々決勝進出を決めた。一方で卓球男子団体は日本に負けて、準々決勝敗退となった。ボクシング女子66キロ級の準決勝では、陳念琴選手（写真右）が中国の選手に負け、銅メダル確定となった。現時点で台湾のメダル獲得数は金１、銅4の計5個、メダルランキングは37位。